EPM 11.2.15以上に埋め込まれたEssbase 21c用のOAM SSOの使用可能化

OAM (Oracle Access Manager) SSO (シングル・サインオン)がEssbaseで機能するようにするには、Essbaseが使用するWebLogicドメインにOAMIdentityAsserterを追加して構成する必要があります。

OAMIdentityAsserterの追加

WebLogicコンソールの新規認証プロバイダとしてOAMIdentityAsserterを追加するには:

  1. WebLogic管理コンソールにまだログインしていない場合は、ログインします。
  2. 左側の「セキュリティ・レルム」をクリックし、「myrealm」をクリックして「プロバイダ」タブをクリックします。
  3. 「新規」をクリックし、次の詳細を入力します:
    • 名前: OAMIdentityAsserter
    • タイプ: OAMIdentityAsserter
  4. 「OK」をクリックします。

OAMIdentityAsserterの構成

認証プロバイダの表で、作成したプロバイダをクリックします。「共通」タブで:

  1. 制御フラグを「必須」に設定します。
  2. SSOメカニズムのアクティブ・タイプの選択が、OAM認証後にWebGateによって追加されるOAM_REMOTE_USERなどのヘッダーを含めるために適切に選択されていることを確認します。これにより、指定したヘッダーにアイデンティティ・アサーションが基づくようになります。
  3. 「保存」をクリックして構成を保存します。

プロバイダの並替え

  1. 認証プロバイダの表の下で、並替えをクリックします。
  2. 認証プロバイダの並替えページでOAMIdentityAsserterプロバイダを選択し、リストの横にある矢印を使用してEssbaseCSSAuthenticatorの前になるように配置します。

ログアウトURLの更新

起動グループ条件の下の$ESSBASE_DOMAIN\bin\setStartupEnv.cmdまたは$ESSBASE_DOMAIN\bin\setStartupEnv.shで、LOGOUT_URLを更新または追加します:

'if "%STARTUP_GROUP%"=="ESSBASE-MAN-SVR"'

OAMサーバーの完全修飾ドメイン名(FQDN)を使用し、次のようにログアウトURLを設定します:

-DLOGOUT_URL=https://<oam.server.host>:<oam.server.port>/oam/server/logout?end_url=https://<oam.server.host>:<oam.server.port>/oam/pages/logout.jsp