使用事例の例と制限

カスタム認証の実装シナリオには、次のようなものがあります:

  • ワンタイム・パスワード・サポートの追加

  • Resource Access Control Facility (RACF)に対する認証の実行

  • 簡単なLDAPバインドのかわりにSimple Authentication and Security Layer (SASL)バインドをLDAP対応ユーザー・ディレクトリに追加

チャレンジ/応答メカニズムの認証は、カスタム認証モジュールを実装している場合、うまく機能しない可能性があります。カスタム認証モジュールによってスローされたカスタム・メッセージは、クライアントに伝播されません。クライアント(Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceなど)が通常のメッセージを表示するためにエラー・メッセージをオーバーライドするので、次のシナリオは有効ではありません:

  • 2つの連続するRSA SecurID PIN

  • チャレンジのパスワード変形(パスワードの最初、最後および3番目の文字の入力など)