Financial Managementへの為替レートのロード

Oracle Hyperion Financial Managementターゲット・アプリケーションにデータ・ルールを定義する際に、Enterprise Resource Planning (ERP)ソース・システムから為替レートを抽出する方法を指定できます。為替レートは、開始レートの通貨レート勘定科目、終了レートの通貨レート勘定科目、平均レートの通貨レート勘定科目に対して取得されます(適用可能な場合)。

ターゲット・アプリケーションの複数通貨オプションが有効になっている場合は、為替レートの処理方法を指定できます。すべての為替レートが抽出され、AIF_HS_EXCHANGE_RATES表に挿入されます。この表には、各通貨のISO通貨コードを使用してソース・システムからデータが移入されます。ISO数値コードは、このプロセスでは使用されません。為替レートは、AIF_HS_EXCHANGE_RATES表内のISO通貨コードと、複数通貨のFinancial Managementアプリケーションで定義された通貨との照合に基づいてFinancial Managementにプッシュされます。(ISO通貨を使用してFinancial Managementアプリケーションの通貨を設定することは重要です)。

注:

為替レートは、通常[None] Entityメンバーにロードされます。Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionは、Financial Managementアプリケーション設定を参照して、通貨(先)と通貨(元)ディメンションを自動的に表示します。

Financial Managementに為替レートをロードするには:

  1. 「設定」タブの「登録」で、「ターゲット・アプリケーション」を選択します。
  2. 「ターゲット・アプリケーション」サマリー・グリッドで、「Financial Management」ターゲット・アプリケーションを選択します。
  3. 「アプリケーション詳細」でアプリケーションの詳細を定義した後、「アプリケーション・オプション」タブを選択します。
  4. 次のフィールドに勘定科目名を指定します。
    • 開始レートの通貨レート勘定科目

    • 開始レートの通貨レート勘定科目

    • 開始レートの通貨レート勘定科目

    その他のアプリケーション・オプションの操作は、ターゲット・アプリケーションの登録を参照してください。


    イメージは「アプリケーション・オプション」画面を示します
  5. 「ワークフロー」タブの「データ・ロード」で、「データ・ロード・ルール」を選択します。
  6. 「データ・ロード・ルール」でデータ・ロード・ルールを選択するか、「追加」をクリックします。
  7. 「ソース・オプション」タブを選択します。
  8. 期首期末および「平均」為替レート・オプションを選択します。

    Enterprise Resource Planning (ERP)ソース・システムは、トランザクション処理に関する包括的な為替レート情報を保持しています。ターゲット・アプリケーションでは、為替レートを抽出することでこの情報を使用できます。ソース・システムからは期首、期末および平均レート・タイプを選択できます。(ソース・システム内のタイプは、これらのレート・タイプを明示的に定義していない場合がありますが、FDMEEインタフェース表内のレート・タイプにはマップされています。)

    ソース・オプションの詳細は、E-Business Suiteソース・システムのソース・フィルタ・オプションの定義を参照してください。