ソース・システム階層のEPMディメンションへのロード

ターゲット・システムのメタデータおよび階層構造と同様、ソース・システムのメタデータは時間経過とともに変化します。

ビジネス機能および組織における更新により頻繁に変化するため、階層構造の管理は継続的なプロセスです。ソース・システムとターゲット・システムの間で階層を管理する場合、ユーザーは一般的に、新しい階層を作成するか、古い階層を新しい階層に置き換えるか、または階層を更新します。

システム間の階層の管理は、階層のサイズ、システム更新間の待ち時間、および運用システムに対する分析システムの必要性などから困難になります。一般会計の統合プロセスの一部として階層を管理する場合は、次の点に注意してください:

  • ソース・システムとターゲット・アプリケーションの階層管理間の操作は、ターゲット内でのマージにより階層を作成または更新することのみです。Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionではターゲット・アプリケーション内の階層またはメンバーは削除されません。追加のメンバーまたは階層が指定されない場合、それらはFDMEEにより無視されます。

  • ソース・システムからターゲット・システムに階層を統合する場合、ターゲットのルート・ノードとしての役割を果たすノードをソースから選択します。

  • 統合によって、階層がターゲット・システムにプッシュされ、処理中に発生したエラーは報告されます。

    「プロセスの詳細」ページを使用して、FDMEEでログに記録されたエラーを表示できます。また、「ログ」リンクを選択し、Oracle Data Integratorのログ・ファイルを確認することもできます。Oracle Hyperion EPM Architectアプリケーションの場合、ジョブ・コンソール内でもプロファイル作成エラーを表示できます。詳細は、プロセス詳細の表示または該当の製品ドキュメントを参照してください。

  • ディメンション・マッピングでの階層選択はオプションですが、少なくとも、階層内にないメンバーの処理方法は指定する必要があります。たとえば、選択したノードの子を孤立として作成したり、孤立を継承しないように選択することができます。(このオプションは、Performance Management Architectにのみ適用されます)。