役割レベルのセキュリティ

Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Editionのセキュリティでは、サービス管理者およびパワー・ユーザーは役割の概念を使用してユーザー・インタフェース機能へのユーザー・アクセスをカスタマイズできます。役割とは、機能へのアクセス権をユーザーに付与する権限です。FDMEEでは、特定の要件を集約および調整した機能がデフォルトの役割に割り当てられます。機能に役割が割り当てられた後は、ユーザーをOracle Hyperion Shared Servicesでプロビジョニングすると、対応する役割がそれらのユーザーにマップされます。ユーザーに役割を付与するプロセスの詳細は、『Oracle(R) Enterprise Performance Management Systemユーザーおよび役割セキュリティ・ガイド』を参照してください。

役割レベルのセキュリティを追加するには:

  1. 「設定」タブの「構成」で、「セキュリティ設定」を選択します。
  2. 「セキュリティ設定」で、「ユーザー・インタフェース」タブを選択します。
  3. 「役割」で、アクセスを割り当てる役割カテゴリを選択します。

    役割のカテゴリによって、選択された役割に関連付けられる機能の表示が決まります。役割のリストを次に記載します。

    画面は役割のセキュリティ・オプションを示します。
  4. 「レポート」タブまたは「バッチ」タブのいずれかを選択します。
  5. 「選択」で、役割に割り当てる関数を選択します。

    役割セキュリティのレポート・グループへの割当ての詳細は、レポート・セキュリティの定義を参照してください。

    役割セキュリティのバッチ・グループへの割当ての詳細は、バッチ・セキュリティの定義を参照してください。

    役割セキュリティのカスタム・スクリプトへの割当ての詳細は、カスタム・スクリプト・セキュリティの定義を参照してください。

  6. 「保存」をクリックします。

表1-11 役割と説明

役割 説明
管理者 FDMEEのすべての機能へのアクセス権を付与します。
統合の作成 FDMEEのメタデータ・ロード・ルールおよびデータ・ロード・ルールを作成します
統合の実行 FDMEEのメタデータとデータ・ルールを実行し、実行時パラメータを入力します。トランザクション・ログを表示できます。
ドリル・スルー FDMEEのランディング・ページにドリルできるかどうかを制御します。これによって、ソース・システムへのドリルが制御されます。
HR統合 人事データ・ルールを実行し、ランタイム・パラメータを設定します。トランザクション・ログを表示できます。
中間2-9 中間レベルの役割は管理者によって定義されます。