マッピング・スクリプトでのJythonオブジェクトの使用

次の事前定義済Oracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Edition Jythonオブジェクトをマッピング・スクリプト内で使用します。

表7-1 マッピング・スクリプトでのJythonオブジェクトの使用

Jythonオブジェクト 説明
fdmRow fdmRowは、マッピング・プロセスによって処理されている現在の行の任意の列へのアクセスに使用されます。TDATASEG表の任意の列にアクセスできます。列の値にアクセスするには、fdmRow.getString ("<COLUMN NAME>")を指定します。たとえば、ENTITY列の値を取得するには、fdmRow.getString ("ENTITY")と指定します。
fdmResult fdmResultは、マッピング機能から値を返すために使用されます。値はfdmResult = "Cash"のように設定できます。fdmResultは、ターゲット・ディメンションの値を更新するために使用されます。これは、X列としても参照されます。

TDATASEG表のすべてのディメンションに対して、ソースとターゲットごとに1つずつ、2つの列があります。たとえば、ENTITYはソース値、ENTITYXはターゲット値(マッピング・プロセスの結果)を示します。

fdmResultMap fdmResultMapは、TDATASEG表の任意の列の更新に使用されます。TDATASEG表の列名は、マップのキーとして使用されます。たとえば、ATTR1列を更新するにはfdmResultMap["ATTR1"] = "Asset Acct"を使用します。ターゲット金額を0に設定するにはfdmResultMap["AMOUNTX"] = 0を使用します。