目次テキストの設定

ブック・エディタの「テキストの表示」列の情報には目次の各アーティファクト・エントリに対するテキストが表示されます。目次のデフォルト・テキストはアーティファクト名、またはメンバーの場合はメンバー名です。たとえば、ブックのアーティファクトがレポートの場合、レポート名が表示されます。ブックのアーティファクトが外部ファイル(Microsoft Wordドキュメントなど)の場合、リポジトリのファイル名が表示されます。

ブック・エディタの下部にあるパネルに、ブックのデフォルトのプロパティが表示され、アーティファクトのテキスト設定および目次の処理設定を変更できます。たとえば、選択したアーティファクト名をアーティファクトのカスタマイズされたテキストに変更したり、選択したアーティファクトのテキストを何も表示しないようにすることができます。その他のプロパティは読取り専用です。

アーティファクトの目次テキストを設定するには:

  1. エクスプローラ・リポジトリでブックを右クリックし、「ファイル形式を指定して開く」「エディタ」の順に選択します。
  2. ブック・エディタで、アーティファクトをハイライトして下部のパネルにスクロールします。次を編集できます:
    • 表示 - 目次にアーティファクトを表示する場合、ドロップダウンから、「名前」(アーティファクト名)、「説明」(リポジトリに存在する場合)または「カスタム・テキスト」で選択します。テキストを非表示にするには、「表示しない」を選択します。

      「カスタム・テキスト」を選択すると、「テキストの表示」フィールドが有効になり、テキストを入力できます。

      カスタム・テキストにValue関数を含め、次のようにディメンションのメンバー・ラベルを挿入できます。

      <<value(dimension-name)>>

      例: <<Value(Product)>>または<<Value(Year)>>

      Value関数を使用すると、ブック・デザイナで作成される目次がよりすっきりと整理されます。たとえば、第1四半期(Qtr1)の子について実行された2つのレポートをブックに含めることができます。カスタム・テキストには、<<Value(Year)>>関数を含め、メンバー選択を非表示にできます。

      次の例では、損益計算書(Profit & Loss)と貸借対照表(Balance Sheet)に期(Period)と年(Year)が追加されます。

      Profit and Loss for <<Value(Period)>> <<Value(Year)>>および Balance Sheet for <<Value(Period)>> <<Value(Year)>>

      これによって目次の表示は次のように変更されます。変更前:


      カスタム・テキストが1行になり、期間および年がインデントされて次の行になる。

      変更後:


      カスタム・テキスト、期間および年が1行になる(インデントなし)
    • テキストの表示 - カスタム・テキストを入力します。

    • HTMLの目次に関連コンテンツを含める - ブック・エディタでレポートを選択した場合、使用できます。

    • FRExecuteおよびハイパーリンクを含む処理の動作は、ハイパーリンクおよびFRExecuteの動作の処理を参照してください。

    • メンバー選択 - ブック・エディタでメンバーを選択した場合、使用できます。視点のメンバーを変更するには、エントリ・フィールドをクリックして「ユーザー視点のプレビュー」ダイアログ・ボックスを表示し、メンバーを選択して「OK」をクリックします。