使用可能な構成設定

表A-1 構成設定

設定 説明
AllowOverlappingConsolidationOverride ユーザーが重複する連結プロセスを実行できるかどうかを指定します。

0 - ユーザーは重複する連結を実行できません。現在実行中で重複するものがある場合、新しい連結プロセスを開始できません。

1 - ユーザーは重複する連結を実行できます。別の連結プロセスが現在実行中で重複する場合、新しい連結を開始するかどうかを尋ねる警告メッセージが表示されます。

デフォルト値: 1

AutoClearDeadTasks 完了したタスクをシステムから自動的にクリアするかどうか

0 - 完了したタスクをシステムに残します

1 - 完了したタスクをシステムからクリアします

デフォルト値: 1

AutoClearEAFlatfileTasksAfterSeconds 「タスクの実行」からデータの抽出タスクを自動的にクリアし、アプリケーション・サーバーからファイルを削除するまでシステムが待機する秒数

範囲: 600秒(10分) - 864,000秒(10日)

デフォルト値: 86,400秒

BRCRowFetchSize 表のすべての繰返しの行フェッチ・サイズ。LCMアプリケーション・スナップショットのエクスポートでのみ使用されます。

範囲: 1000 - 100000行

デフォルト値: 5000

BRCThreadPoolCount スレッド・プール・サイズ - LCMアプリケーション・スナップショットのインポートおよびエクスポートの処理に使用されるスレッド数

範囲: 10 - 100スレッド

デフォルト値: 15

ConcurrentCalculationWaitTimeInSecond

同時計算の最大数が実行されている場合に、ユーザーが新しい計算を起動すると、システムはタイムアウトまで待機し、POV詳細とともに、タイムアウトに関するメッセージをシステム・ログに記録します。

同時計算の最大数が実行されていてConcurrentCalculationWaitTimeInSecond = -1の場合に、ユーザーが新しい計算を起動すると、システムはいずれかの計算が終了するまで無制限に待機します。

この設定は各サーバーのアプリケーションごとに管理者が変更できますが、15秒より短く設定できません。

デフォルト値: 30秒

ConsolidationMultiThreadingScheme 連結プロセスの実行方法に関連する複数の設定に使用します。各設定は、他の設定に影響を与えることなく有効化または無効化できます。

複数のオプションを選択し、選択したオプションの合計にパラメータを設定できます。たとえば、オプション2および4を使用するには、値を6に設定します。値0は、3つのオプションのいずれも有効になっていない制限されたマルチスレッドでの従来の連結動作を表します。この設定は、サーバーまたはアプリケーション・レベル(あるいはその両方)で上書きできます。

有効値:

1 - 数値が親エンティティに連結されるまでは、連結プロセスですべての子エンティティを[Parent]の値に達するまで計算および換算することが可能です。

2 - マルチスレッドの親レベル・エンティティへの連結プロセスが可能です。これにより、大規模な連結においてパフォーマンスが大幅に向上します。

4 - 全ベースレベルのエンティティの初期計算をスキップします。これらのエンティティは、親エンティティを処理するときに必要に応じて計算されます。

8 - 連結プロセスで、「すべてを連結」および「データのあるものすべてを連結」での最後の失敗によって影響を受けた子のみを連結することが可能です。

デフォルト値: 2

DataSize 表コンポーネントのフェッチ・サイズ

範囲: 25 - 2,000

デフォルト値: 500

DefaultAdminPage 連結管理のデフォルトの開始ページ

有効値: 次のページのいずれか: システム・メッセージ、アプリケーション、システム設定、システム・ユーザー、システム管理、タスクの監査、データの監査、タスク・フローの管理、タスクフロー・ステータス、DSNの構成

デフォルト値: システム・メッセージ

DefaultColFetchSize データ・フォームおよびデータ・グリッドのデフォルトの列フェッチ・サイズ

範囲: 25 - 2,000

デフォルト値: 50

DefaultRowFetchSize データ・フォームおよびデータ・グリッドのデフォルトの行フェッチ・サイズ

範囲: 25 - 2,000

デフォルト値: 250

DSStartupOption

アプリケーションをいつ開始および停止するかを決定します。

この設定は、グローバルに設定するか、アプリケーションおよびサーバー・レベルで上書きできます(あるいはその両方)。

0 - 最初のユーザーがアプリケーションを開こうとしたときに、オン・デマンドで開始します。最後のユーザーがアプリケーションをログオフした後に停止します。この設定は、必要なときにのみアプリケーションを稼働させる場合に有用です。アーカイブ用のアプリケーションは、常時稼働している必要はありません。

1 - アプリケーションはJavaサーバーの起動時に開始します。最後のユーザーがシステムからログオフした後も、アプリケーションは稼働し続けます。この設定は、アプリケーションを常時稼働させ、ユーザーがアプリケーションを開く際の待機時間が長くならないようにする場合に有用です。

2 - アプリケーションはオン・デマンドで開始します。最後のユーザーがシステムからログオフした後も、アプリケーションは稼働し続けます。

デフォルト値: 0

EnableRulesLogging

ルールのロギングを有効にするかどうか。ルールの問題を特定するためのデバッグの目的で使用します。

0 - ロギングを無効にします

1 - ロギングを有効にします

デフォルト値: 0

EnableRulesProfiling

ルール・プロファイリングの有効化。アプリケーション・レベルで、またはグローバルに値を上書きできます。

0 - ルール・プロファイリングを無効にします

1 - ルール・プロファイリングを有効にします

デフォルト値: 0

EnableRunningTasksMaskUserNames 管理者以外のユーザーが表示する場合に、「タスクの実行」でユーザー名をマスクするかどうかを指定します。

0 -ユーザー名のマスキングを無効にします

1 -ユーザー名のマスキングを有効にします

デフォルト値: 0

IcmSystemReportTranslationMode

通貨換算を必要とする内部取引照合システム・レポートの実行時、デフォルトでは換算された値がデータベースに書き込まれます。これにより、レポートの実行時間が長くなり、データベース・サイズが大幅に増加する可能性があります。この設定を使用すると、換算された値の処理方法を制御できます。

換算モード = 0 (サブ換算を実行し、データを保管します)

換算モード = 1 (サブ換算を実行し、データを保管しません)

換算モード = 2 (デフォルト換算を使用してオンザフライ換算を実行し、サブ換算を実行せず、データを保管しません)

0 - 既存の換算ロジックを使用します。ルールでサブ換算を使用し、データベースへの変更をコミットします。

1 - オンザフライ、ルールを使用。ルールでサブ換算を使用しますが、換算された値はデータベースに記録されません。ノート: CNステータスの親エンティティも換算されます。

2 - オンザフライ、デフォルト換算を使用します。デフォルト換算のみを実行します(サブ換算は実行しません)。変更はデータベースに書き込まれません。ノート: CNステータスの親エンティティは換算されません。

デフォルト値: 0

MaxDataCacheSizeInMB セルを格納するためにアプリケーション・サーバーによって割り当てられる最大メモリー(MB)

範囲: 500以上の値にする必要があります。

デフォルト値: 4,500

MaxFileSelectionOnLoad 複数ファイル選択コントロールで選択できる最大ファイル数

値は1以上にする必要があります。

デフォルト値: 10

MaxNumConcurrentCalculations

各サーバーのアプリケーションごとに可能な同時計算の最大数。この設定は各サーバーのアプリケーションごとに管理者が変更できます。

デフォルト値: 8

MaxNumConcurrentConsolidations

各サーバーのアプリケーションごとに可能な同時連結の最大数。設定値を超えて実行される連結は、スケジュールされた連結としてキューに入ります。この設定は、グローバルに設定するか、アプリケーションのサーバー・レベルで上書きできます。

範囲: 範囲にハード・リミットはありません。値は正数である必要があります。

デフォルト値: 8

MaxNumConcurrentConsolidationsPerAction

ユーザー・アクションごとに許可される同時連結の最大数。設定値を超えて実行される連結は、スケジュールされた連結としてキューに入ります。

デフォルト値: 8

MaxNumCubesInRAM FreeLRUアルゴリズムのサブキューブの最大数

範囲: 100以上の値にする必要があります。

デフォルト値: 60,000

MaxNumDataRecordsInRAM システムがRAMに格納するデータ・レコードの最大数

範囲: 範囲にハード・リミットはありません。値は正数である必要があります。

デフォルト値: 30,000,000

MaxNumRetriesOfBaseLevelCalculation 連結プロセスがベースレベル・エンティティに対する計算を再試行する最大回数。

この設定により、連結プロセス中に基本レベル・エンティティの計算を、指定した再試行の回数まで、またはこれらのエンティティのステータスがOKになるまで、複数回繰り返すことができます。

これは、ある基本レベル・エンティティで実行されているルールのHS.ImpactStatus関数が、すでに計算済である別のエンティティに影響を与え、最上位エンティティのステータスがOKでない場合に使用されます。

例: カリフォルニアとコネチカットは、米国の親エンティティにロール・アップする基本レベル・エンティティです。米国の計算中に、SubCalculateでHS.ImpactStatusを使用する場合、コネチカット・エンティティが影響を受けます。連結を実行した後、コネチカット子孫が変更されているため、米国の親エンティティのステータスはOKではありません。この設定を2に設定した場合、計算処理が2回再試行されます。2回目の計算の試行で、カリフォルニアはOK、コネチカットは計算されて米国にロール・アップされ、米国エンティティのステータスはOKです。3つまたは4つのレベルの依存関係がある場合は、必要に応じて何度でも再試行するように設定を調整できます。

範囲: 1 - 4

デフォルト値: 0

MinDataCacheSizeInMB 最小データ・キャッシュ・サイズ(MB)。この値を高い数値に設定することによって、データ・キャッシュ増加の試行数を減らすことができるため、メモリーの断片化を低減できます。通常、データ・キャッシュは必要に応じて増加され、一度に最大25MB増加します。

範囲: 100 - 5,000

デフォルト値: 2,250

NumConsolidationThreads 連結ごとに可能な最大連結スレッド数。値を減らすと、システムによるリソースの使用が制限されるため、連結のパフォーマンスが低下します。システム上に、Oracle Hyperion Financial Managementで使用できる同数のCPUコアが必要です。

範囲: 範囲にハード・リミットはありません。1以上の値にする必要があります。

デフォルト値: 8

NumCubesLoadedBeforeCheckingLRU FreeLRUアルゴリズムをトリガーするために、RAMにロードする必要があるキューブの数。2つの条件のいずれかを満たした(NumMinutesBeforeCheckingLRUを満たしたか、NumCubesLoadedBeforeCheckingLRUに達した)場合に、FreeLRUがトリガーされます。

範囲: 範囲にハード・リミットはありません。値は正数である必要があります。

デフォルト値: 100

NumDataLoadsAllowed

各サーバーのアプリケーションごとに可能な最大同時データ・ロード・タスク数。この設定は、グローバルに設定するか、アプリケーションのサーバー・レベルで上書きできます。

範囲: 範囲にハード・リミットはありません。値は正数である必要があります。

デフォルト値: 8

NumEAExportsAllowed

各サーバーのアプリケーションごとに可能な「データの抽出」タスクの最大同時数。この設定は、グローバルに設定するか、アプリケーションのサーバー・レベルで上書きできます。

範囲: 範囲にハード・リミットはありません。値は正数である必要があります。

デフォルト値: 8

NumEAThreads

データ抽出ごとのスレッド数

範囲: 範囲にハード・リミットはありません。値は正数である必要があります。

デフォルト値: 8

NumMinutesBeforeCheckingLRU

FreeLRUアルゴリズムの制限のチェック間隔(分単位)

1以上の値にする必要があります。

デフォルト値: 15

NumReportsAllowed

レポート・タイプごと、サーバーごと、アプリケーションごとに可能な最大同時レポート・タスク数。

デフォルト値: 8

NumThreadsToUseWhenUpdatingCalcStatusSystemWasChanged メタデータのロード後に算出ステータスを更新する際に使用するスレッドの数

1以上の値にする必要があります。

デフォルト値: 16

SessionManagerTimeoutInMS Financial Managementでセッション・マネージャによって使用されるタイムアウト制限(ミリ秒)

60,000以上の値にする必要があります。

デフォルト値: 1,200,000

OverrideUserFetchSizeWhenOpening データ・フォームおよびデータ・グリッドのすべてのユーザーについてフェッチ・サイズを上書きするかどうかを指定します。

0 - すべてのユーザーのフェッチ・サイズを上書きしません

1 - すべてのユーザーのフェッチ・サイズを上書きします

デフォルト値: 0

WebformDoCalculateOnSubmit ユーザーがデータ・フォームで「データの送信」をクリックする際、データの送信後に自動的に計算するかどうか。

0 - 自動的に計算しません

1 - 自動的に計算します

デフォルト値: 0