このキーワードは、フォームのバックグラウンド・ディメンションのメンバーを指定します。バックグラウンドPOVに指定されていないディメンションは、動的とみなされ、フォームを開いたときにユーザーのPOVから取得されます。
階層内のすべてのメンバーを操作できるように、ユーザーには、メンバー階層への完全なセキュリティ・アクセス権限が必要です。たとえば、ユーザーがカスタム4のすべてのメンバーにアクセスする場合、このケースでは、親エンティティCustomTopにアクセスできるようにする必要があります。
注:
バックグラウンドPOVのメンバーが、そのディメンションのSelectablePOVListに準じていない場合は、リストの最初のメンバーがデフォルトで使用されます。
構文
BackgroundPOV=S#Scenario.W#View.E#Parent.Entity.V#Value.A#Account.I#ICP. C1#Custom1.C2#Custom2.C3#Custom3.C4#Custom4
表7-2 BackgroundPOVキーワードの構文
パラメータ | 説明 |
---|---|
Scenario |
有効なシナリオ・メンバーの名前。 |
View |
有効なビュー。 |
Parent |
有効な親メンバーの名前。このパラメータはオプションです。 |
Entity |
有効なエンティティ・メンバーの名前。 |
Value |
有効な値メンバーの名前。 |
Account |
有効な勘定科目メンバーの名前。 |
ICP |
有効なICPメンバーの名前。 |
Custom |
有効なカスタム・メンバーの名前。 |
注:
Background POV内のディメンションのすべてのメンバーを指定する必要はありません。メンバーを指定していないディメンションの場合、ユーザーの視点からのディメンション・メンバーが使用されます。
例
BackgroundPOV=S#Actual.Y#2014.P#January.W#Periodic.V#<Entity Currency>.A#Sales.I#[ICPNone].C4#[None]