オブジェクト参照を変数またはプロパティに割り当てるか、プロシージャ参照をイベントに関連付けます。
構文
Set objectvar = {objectexpression | Nothing}
引数:
Objectvar: 必須。変数またはプロパティの名前。標準の変数命名規則に従います。
Objectexpression: オプション。オブジェクトの名前、同じオブジェクト・タイプの別の宣言済変数、または同じオブジェクト・タイプのオブジェクトを戻す関数またはメソッドで構成される式。
Nothing: オプション。objectvarと特定のオブジェクトまたはクラスの関連付けを中止します。objectvarをNothingに割り当てると、以前に参照したオブジェクトに関連付けられているすべてのシステム・リソースおよびメモリー・リソースが解放されます(他の変数が参照していない場合)。
Note:
ObjectexpressionまたはNothingのいずれかが必須です。
備考
Dim文、Private文、Public文またはReDim文は、オブジェクトを参照する変数のみを宣言します。Set文を使用して特定のオブジェクトを割り当てるまで、実際のオブジェクトは参照されません。
一般に、Setを使用してオブジェクト参照を変数に割り当てると、その変数のオブジェクトのコピーは作成されません。かわりに、そのオブジェクトへの参照が作成されます。複数のオブジェクト変数が同じオブジェクトを参照できます。これらの変数はオブジェクトへの参照であるため(コピーではなく)、オブジェクト内の変更は、オブジェクトを参照するすべての変数に反映されます。
例1: ファイル・システム・オブジェクトの単純な割当て
Dim fso, file
Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject") ' Create a FileSystemObject
Set tso = fso.CreateTextFile("C:\testfile.txt", True) ' Create a new text file
' Now you can work with the text stream object, such as writing to it
tso.WriteLine("Hello, VBScript!")
tso.Close ' Always close the file when done