最初にエラーを生成したオブジェクトまたはアプリケーションの名前を戻すか設定します。
構文
object.Source
引数:
Object: 必須。常にErrオブジェクト。
備考
Sourceプロパティは、文字列式(通常は、エラーの原因となったオブジェクトのクラス名またはプログラムID)を指定します。Sourceを使用して、アクセスされたオブジェクトで生成されたエラーをコードで処理できない場合に、ユーザーに情報を提供します。たとえば、ゼロによる除算エラーを生成するコードにアクセスした場合、Err.Numberはそのエラーのエラー・コードに設定されます。
Sourceには、最初にエラーを生成したオブジェクトの名前が常に含まれます。コードでは、アクセスしたオブジェクトのエラー・ドキュメントに従ってエラーの処理を試行できます。エラー・ハンドラが失敗した場合は、Errオブジェクト情報を使用してユーザーにエラーを説明し、ソースおよびその他のErrを使用して、最初にエラーが発生したオブジェクト、エラーの説明などをユーザーに通知できます。
コードからエラーを生成する場合、SourceはアプリケーションのプログラムIDです。
次のコードは、Sourceメソッドの使用方法を示しています。
例1:
Sub RaiseUserDefinedError()
On Error Resume Next ' Enable error handling.
Err.Raise 1, "SomeObject", "A custom error description."
Output = "Error # " & Err.Number & ": " & Err.Description & " Source: " & Err.Source
Err.Clear ' Clear the error.
End Sub
'Output : Error # -1: A custom error description. Source: SomeObject