リリース11.2には、DEFERRED_SEGMENT_CREATION機能が導入されています。すべてのインストールで、デフォルト設定はオンです。この機能により、TABLE create文で表が実際には作成されなくなります。表は、データの行が挿入された後でのみ作成されます。表によってはインポート中に作成されないことがあるため、この機能が原因で、Oracle Hyperion Financial Managementスキーマのエクスポートおよびインポート時に問題が発生する可能性があります。この機能を無効にすることをお薦めします。その場合、表を自動的に作成する必要があります。この機能を無効にするには、SYSTEMまたはSYSを使用してインスタンスにログインし、次のコマンドを発行します:
alter system set deferred_segment_creation=false;
この文の発行後に作成される表は自動的に作成されます。空の表が含まれるインスタンスがすでに存在する場合にアプリケーションをエクスポートするには、各表を強制的に作成するように個別に変更し、表がEXP (エクスポート)コマンドで使用されることを許可できます。
スキーマが空の表かどうかを判別するには、次の2つのコマンドのいずれかを実行します:
select segment_name, segment_type, extents from dba_segments where extents < 1 and segment_type='TABLE' and owner='<hfm db schema>'
select table_name from all_tables where owner='<hfm db schema>' and table_name not in (select segment_name from dba_segments where owner='<hfm db schema>' and segment_type='TABLE' and extents>0)
空の表ごとに次のコマンドを発行します:
alter table <table_name> allocate extent