どのオペレーティング・システムがサポートされていますか?
Oracle Enterprise Performance Management Systemサポート対象プラットフォームのマトリックス: Oracle EPMサポート対象プラットフォーム・マトリックスを参照してください。
リレーショナル・データベースは64ビットである必要がありますか?
データベースは、サポートされているDBMSのタイプとバージョンであれば、32ビットと64ビットのいずれでもかまいません。
サードパーティ・ソフトウェアおよび拡張ソフトウェアを考慮する必要があります。デフォルトでは、Oracle Hyperion Financial Managementのインストールで64ビットのオペレーティング・システムにインストールされるのは64ビットのソフトウェアのみです。つまり、64ビットのクライアント・コンポーネントのみがFinancial Managementアプリケーション・サーバーにインストールされます。32ビットの接続が必要な場合、32ビットのクライアント・ソフトウェアが64ビットのアプリケーション・サーバーにインストールされないかぎり、コンポーネントが機能しないことがあります。詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドを参照してください。
64ビットのFinancial Managementにはどのようなメモリー制限がありますか?
実際の問題として、64ビットのFinancial Managementは仮想メモリーではなく物理メモリーによって制限されます。メモリー・パラメータを適切に調整した後であれば、使用可能な物理メモリーをすべて利用できます。
Financial Management用にチューニングが必要なメモリー設定はありますか?
Financial Managementのデフォルトのメモリー設定は、32ビット環境での小規模から中規模サイズのアプリケーションに適しています。使用可能なメモリーを最大限に利用するために、月次のアプリケーションには次の設定をお薦めします。関連する設定はMaxNumDataRecordsInRAMおよびMaxDataCacheSizeinMBで、変更する必要があります。次の表に、使用可能なメモリーに応じたこれらのパラメータの推奨値を示します。この表では、Financial Managementがマシンで実行されている唯一のメモリー集約型プロセスであり、Financial Managementアプリケーションを1つしか実行していないということを前提としています。複数のアプリケーションがアクティブの場合、サーバーに搭載されている物理メモリーの合計をFinancial Managementアプリケーションの数で除算して、各アプリケーションの使用可能な物理メモリーを求めます。
使用可能な物理メモリー | MaxNumDataRecordsinRAM | MaxDataCacheSizeinMB |
---|---|---|
4 | 4,000,000 | 500 |
8 | 10,000,000 | 1500 |
16 | 30,000,000 | 4500 |
32 | 60,000,000 | 9000 |
例: RAMが24 GBのサーバーで月次のFinancial Managementアプリケーションが2つアクティブであり、MaxNumDataRecordsInRAMの値は22,500,000、MaxDataCacheSizeinMBの値は3375です。
平均で、月次のアプリケーションでは1データ・レコードに使用されるメモリー量は112バイトであり、週次のアプリケーションでは1データ・レコード当たり472バイトを使用し、日次のアプリケーションでは1データ・レコード当たり3,296バイトを使用します。
週次のアプリケーションの場合、MaxNumDataRecordsInRAMを4で除算します。MaxDataCacheSizeinMBについては、最後の列の値を変更する必要はありません。
日次のアプリケーションの場合、MaxNumDataRecordsInRAMを30で除算します。MaxDataCacheSizeinMBについては、最後の列の値を変更する必要はありません。