データの監査

データ監査機能を使用して、ユーザーが実行したデータの変更を確認できます。データの変更を、日付範囲、アプリケーション・サーバー、ユーザーおよびディメンション・メンバー別にフィルタ処理できます。

データ変更を監査する勘定科目およびシナリオのEnableDataAuditメタデータ属性を使用できます。シナリオの監査設定は、勘定科目の監査設定を上書きします。シナリオのEnableDataAudit属性が「はい」に設定されていると、EnableDataAuditが「FALSE」に設定されている勘定科目に対しても、シナリオのすべての勘定科目が監査されます。シナリオのEnableDataAuditが「上書き」に設定されている場合、EnableDataAuditが「TRUE」に設定されているすべての勘定科目が監査されます。シナリオおよび勘定科目のメンバーの監査を無効にするには、EnableDataAudit属性を「いいえ」に変更します。

「アプリケーション管理者」役割が割り当てられている場合、データ監査情報を表示、エクスポートおよび削除できます。管理者ではないが、「データ監査の表示」役割がある場合、データ監査情報を表示およびエクスポートできます。

データ監査では、ユーザーが行った次の操作がログに保存されます。

  • データの入力

  • データのクリア

  • データのコピー

  • データのロード

  • 仕訳の入力

データ監査ログには次の情報が含まれます。

  • ユーザー名

  • 実行した操作

  • 変更時間

  • サーバー名

  • 視点

  • 視点に入力された値

データ監査ログ情報はAPPNAME_DATA_AUDIT表に保管されます。表内の情報をバックアップまたは抽出できます。ログ・サイズをモニターして定期的にクリアする必要があります。

データ監査を実行するには:

  1. 「ナビゲート」「管理者」「連結管理」の順に選択します。
  2. 「管理」「監査」「データ」の順に選択します。
  3. オプション: 「視点」から、ディメンション・メンバーを選択するディメンションをクリックします。
  4. オプション: 「フィルタ」パネルから、フィルタ条件を選択します:
    • アプリケーション

    • サーバー

    • 日付範囲

      • すべての日付を表示するには、「すべて含む」を選択します。

      • データ範囲を指定するには、「範囲」を選択し、「分」「時間」「日」または「月」を指定します。

      • 特定の日付を指定するには、「カスタム」を選択して開始および終了の日付を入力するか、カレンダ・アイコンをクリックして日付を選択します。

    • ユーザー

  5. オプション: 監査情報をCSVファイルにエクスポートするには、「エクスポート」をクリックするか、「アクション」「エクスポート」の順に選択して、ダウンロードの指示に従います。
  6. オプション: 現在のフィルタ設定に基づいてエントリを削除するには、「現在のフィルタ設定に基づいて削除」をクリックするか、「アクション」「フィルタされた項目の削除」の順に選択します。
  7. オプション: ログからすべてのエントリを削除するには、「すべて削除」をクリックするか、「アクション」「すべて削除」の順に選択します。

    注:

    ログをクリアすると、タスク監査ログにクリア処理の記録が残り、これをクリアすることはできません。