NumBase

現在のメンバーまたは指定したメンバーの基本メンバーの数を取得します。この関数は、次のタイプのルールで使用できます:

  • 計算

  • 換算

  • 連結

  • 配賦

    注:

    基本メンバーとは、子を持たない(ツリー階層の一番下にある)メンバーのことです。

構文

HS.<Object>.NumBase("Element")
HS.Node.NumBase("S#Scenario.Y#Year.P#Period.E#Entity")
HS.<Object>.NumBase("")
HS.Custom(Dimension).NumBase(Member)

注:

この関数を現在のメンバーに適用するには、空白の文字列("")を使用します。

表11-37 NumBase関数の構文

パラメータ 説明

<Object>

次のオブジェクトのキーワードのいずれか:

  • Account

  • Custom1...4

  • Custom (カスタム・ディメンション・ラベル)

  • Entity

  • Parent

  • Node

Element

次のいずれかのディメンションの有効なメンバーの名前。選択したオブジェクトによって異なります。

  • Account

  • Custom1...4

  • カスタム

  • Entity

  • Parent

  • Node

AccountオブジェクトとCustomオブジェクトを使用する場合は、メンバーを指定する必要があります。空白の文字列は使用できません。

ディメンション全体の基本メンバーの数を取得するには、次の例のように、ALLを引用符で囲んで指定します。

iAcctBase = HS.Account.NumBase("ALL")

Scenario

シナリオ・ディメンションの有効なメンバーの名前。

Year

有効な年。

Period

有効な期間。

Entity

エンティティ・ディメンションの有効なメンバーの名前。

Exp関数にNumBase関数を組み込むこともできます。NumBase関数を組み込む場合は次の例のように、NumBaseの引数を引用符で囲まないでください。

HS.Exp "A#AverageSales = A#Sales/HS.Entity.NumBase(Regional)"

戻り値

基本メンバーの数を識別するLONG。NODEの場合は、指定したメンバーのアクティブな基本要素の数を取得します。

注:

1つの分岐に基本エンティティが2回表示される場合は、2個あるとみなされます。

この例では、Regionalエンティティ下に基本エンティティの平均売上高を保管するSAlesAllocという名前の勘定科目がアプリケーションに含まれています。SalesAllocの金額を計算するために、Sales勘定の金額を、Regional下の基本エンティティの数で割っています。

If HS.Exp"A#SalesAlloc = A#Sales/HS.Entity.NumBase(Regional)" then
  ...
End If
If HS.Exp"ASalesAlloc = A#Sales/HS.Custom("Prod").NumBase("TotalProducts")
...
End If