完全に定義された指定の勘定科目(勘定科目/C1/C2/C3/C4/ICP)の開始値を取得します。
戻り値
この関数では、HS.EXP関数の一部として使用される正しい式を表す文字列が戻されます。
構文
Opening (PointOfView, View)
表12-11 Opening関数の構文
パラメータ | 有効な値 |
---|---|
PointOfView |
A#CLOSE.C1#[None].I#[ICP Top]など、勘定科目、カスタム1から4、ICPメンバーの有効な組合せ |
View |
次のいずれかの値にする必要があります: "" (二重引用符) - 処理中のシナリオに定義されているデフォルト・ビューに基づきます(YTDまたはPeriodic)。 YTD - 年次累積オプションが指定され、シナリオに設定されたデフォルト・ビューが上書きされます。 Periodic - 期別オプションが指定され、シナリオに設定されたデフォルト・ビューが上書きされます。 |
詳細説明
この関数は、指定された勘定科目の開始値を計算します。開始値の導出方法は、Viewパラメータによって異なります。
ViewパラメータがYTDの場合、開始値は、前年の最後の期間から取得されます。
ViewパラメータがPeriodicの場合、開始値は、現在の年の前の期間から取得されます。現在の期間が年の最初の期間である場合、開始値は、前年の最後の期間から取得されます。
Viewパラメータが空白( " " )の場合、開始値は、シナリオのデフォルトのデータ・ビューに基づきます。
例
FA_COST勘定科目では、Opening関数で使用されるViewパラメータに基づいて、2014年1月、2月、3月に次の値が戻されます。処理中のシナリオに設定されたデフォルト・ビューはYTDです。
表12-12 Opening関数の例
勘定科目 | Dec2013 | Jan2014 | Feb2014 | Mar2014 |
---|---|---|---|---|
A#FA_COST |
900 |
1,200 |
1,100 |
1,500 |
Opening("A#FA_COST""") |
N/A |
900 |
900 |
900 |
Opening("A#FA_COST", "YTD)" |
N/A |
900 |
900 |
900 |
Opening("A#FA_COST", "Periodic") |
N/A |
900 |
1,200 |
1,100 |
サンプル・スクリプト
' sample statement written in the calling routine
Sub Calculate()
Hs.Exp "A#Open_FA_Cost = " & Opening("A#FA_Cost", "YTD")
End Sub
' programming of the OPENING function
FUNCTION OPENING(strPOV,strVIEW)
IF strVIEW = "" THEN
strVIEW = HS.SCENARIO.DEFAULTVIEW ( "")
END IF
strPOV = UCASE(strPOV) strVIEW = UCASE(strVIEW)
IF strVIEW = "PERIODIC" THEN
OPENING = strPOV &".P#PRIOR"
ELSEIF strVIEW = "YTD" THEN
OPENING = strPOV &".Y#PRIOR.P#LAST"
ELSE
EXIT FUNCTION
END IF
END FUNCTION