この関数は、2つのソースPOV (C = A / B)の比率を計算します。
戻り値
戻り値はありません。
構文
Pro_Rata_Ratio(Destination,SourceN,SourceD)
表12-22 Pro_Rata_Ratio関数の構文
パラメータ | 有効な値 |
---|---|
Destination |
勘定科目、ICP、カスタム1から4のメンバーの有効な組合せである有効な宛先POV。 |
SourceN |
ディメンション・メンバーの有効な組合せである有効なソースPOV。SourceNは比率計算の分子です。 |
SourceD |
有効なソースPOV。SourceDは比率計算の分母です。 |
詳細説明
この関数は、2つのソースPOV (C = A / B)の比率を計算します。
ベスト・プラクティスとして、呼出しルーチンに変数を設定し、Destination、SourceNおよびSourceD POVを定義するPro_Rata_Ratio関数に渡されるようにすることをお薦めします。また、呼出しルーチンの変数名をPro_Rata_Ratio関数と同一になるように設定することもお薦めします。
親メンバーの加重平均比率は自動的には計算されません。親メンバーの値は、子の値の集約として表示されます。この結果、親メンバーの値は数学的には正しくなくなります。そのため、Ratio勘定科目では、集約を無効にしておくことをお薦めします。
例
MarginPct勘定科目は、GrossMargin/TotalRevenuesの値を戻します。
表12-23 Pro_Rata_Ratio関数の例
勘定科目 | Jan2014 | Feb2014 | Mar2014 |
---|---|---|---|
A#GrossMargin |
1000 |
100 |
750 |
A#TotalRevenues |
2000 |
400 |
1000 |
Pro_Rata_Ratio("A#GrossMargin","#TotalRevenues") |
0.50 |
0.25 |
0.75 |
PRO_RATA_RATIO関数から戻される結果は次のとおりです:
HS.EXP "A#MarginPct = A#GrossMargin / A# TotalRevenues"
サンプル・スクリプト
このスクリプトには、次の情報が含まれます:
呼出しルーチンで記述されたサンプル文。
呼出しルーチンに設定され、Pro_Rata_Ratio関数に渡される変数。
Pro_Rata_Ratio関数と同一になるように設定された呼出しルーチンの変数名。
Sub Calculate()
Dim Destination 'Destination POV Dim SourceN 'Source Numerator POV Dim SourceD 'Source Denominator POV
Destination = "A#MarginPct" SourceN = "A#GrossMargin" SourceD = "A#TotalRevenues "
Call Pro_Rata_Ratio(Destination,SourceN,SourceD)
End Sub
' Beginning of the Pro_Rata_Ratio function
Sub Pro_Rata_Ratio(Destination,SourceN,SourceD)
HS.EXP Destination & " = " & SourceN & " / " & SourceD
End Sub