Round

Exp関数から戻されたデータを丸めます。丸め処理の位置を引数で指定します。この関数は、次のタイプのルールで使用できます:

  • 計算

  • 換算

  • 連結

    ヒント:

    計算ルールで、状況に応じて丸め処理の位置を変える必要がある場合は、Roundを含む複数のステートメントを使用できます

構文

HS.Round(Unit)

Unitは丸め処理の係数です。値1は、最も近い整数に丸めます。値0.1は、最も近い10分の1の値に丸めます。値0は丸め処理をオフにします。

この引数に0を指定すると、計算ルール内の後続のすべてのExp関数に対して丸め処理がオフになります。この構文は、HS.NoRound: HS.Round(0)と同じ効果を持ちます。

注意:

勘定科目のNumDecimalPlaces属性によって、小数点の右側の最大桁数が決まります。Round関数は、この属性を上書きしません。

戻り値

なし。

この例では、SalesRound勘定のセルに挿入される金額を小数第2位で丸め、次にNoRoundを使用して、SalesNoRound勘定のセルに挿入される金額の丸め処理をオフにします。

HS.Round(0.1)
HS.Exp"A#SalesRound = A#Sales"
HS.NoRound
HS.Exp"A#SalesNoRound = A#Sales"