連結時のルールの実行

連結プロセスでは、ルールは定義済シーケンスで実行されます。特定の親の基本の子それぞれに対して、値ディメンション内の様々な要素の計算シーケンスが次の順序で適用されます:

  1. メタデータでIsCalculatedとして定義された勘定科目がEntity Currencyでクリアされます。

  2. メタデータでIsCalculatedとして定義された勘定科目がEntityCurrAdjsでクリアされます。

  3. Sub Calculate()ルーチンがEntity Currencyで実行されます。

  4. Sub Calculate()ルーチンがEntityCurrAdjsで実行されます。

  5. ParentCurrencyデータがクリアされます。

  6. EntityCurrencyおよびEntityCurrAdjsの合計値に対して、デフォルトの換算が、収益、費用、資産、負債として定義されたすべての勘定科目に適用されます。フロー属性または残高属性を持つ勘定科目の場合、デフォルトでは取引が適用されず、EntityCurrencyおよびEntityCurrAdjsの合計値は、親通貨にロール・アップされます。

  7. Sub Translate()ルーチンが実行されます。

  8. Sub Calculate()ルーチンがParentCurrencyで実行されます。

  9. メタデータでIsCalculatedとして定義された勘定科目がParentCurrAdjsでクリアされます。

  10. Sub Calculate()ルーチンがParentCurrAdjsで実行されます。

  11. メタデータでIsCalculatedとして定義された勘定科目がParentAdjsでクリアされます

  12. Sub Calculate()ルーチンがParentAdjsで実行されます。

  13. ProportionおよびEliminationのデータがクリアされます。

  14. ParentおよびParentAdjsの合計値に対して、デフォルトの連結と消去が実行されます。

  15. Sub Calculate()ルーチンがProportionおよびEliminationで実行されます。

  16. メタデータでIsCalculatedとして定義された勘定科目がContributionAdjsでクリアされます。

  17. Sub Calculate()ルーチンがContributionAdjsで実行されます。

上記のステップが各基本子に対して繰り返された後、次のシーケンスが親エンティティに適用されます。

  1. Entity Currencyデータがクリアされます。

  2. 各子のProportion、EliminationおよびContributionAdjsの合計が親エンティティのEntityCurrencyに書き込まれます。

  3. Sub Calculate()ルーチンがEntity Currencyで実行されます。

  4. メタデータでIsCalculatedとして定義された勘定科目がEntityCurrAdjsでクリアされます。

  5. Sub Calculate()ルーチンがEntityCurrAdjsで実行されます。

    注:

    親がさらに別の親に連結される場合、このシーケンスは子の連結シーケンスのステップ5から継続されます。