照合許容差を設定する

自動照合と手動照合のプロセスに期間別の照合許容差を設定できます。勘定科目と手動照合の許容差に値を設定できます。取引ID (TID)許容差の場合は、値、パーセントまたはその両方を指定できます。

取引IDにパーセントを入力すると、エンティティの取引の合計とパートナの取引の合計で小さい方の値が使用され、その値にパーセントが適用されて、許容値が生成されます。

たとえば、TID123のエンティティAで3つの取引を持ち、これらの取引の合計が1000であるとします。TID123のパートナBが合計1020の5つの取引を持ちます。エンティティの合計とパートナの合計の差は20です。ただし、3%の許容差を指定すると、小さい方の合計の3%(1000x3%)が計算され、結果が30になります。その値を差と比較すると、許容差内にあるため、取引は一致とみなされます。

パーセント以外に、たとえば値15を入力すると、パーセント値が入力された値と比較され、最も小さい方の値が比較に使用されます。この例では、エンティティの合計とパートナの合計の差は20、パーセントの許容差は30、値の許容差は15です。これは、許容差内とみなされないため、取引は一致しません。

TIDの値とパーセントを空白のままにすることもできます。いずれかがゼロ値の場合、または両方が空白の場合、取引の差がゼロの取引のみが照合されます。

勘定科目の許容差と手動照合の許容差の場合、照合許容差は、アプリケーションの通貨で表され、入力された値はアプリケーションの通貨の位取りで表されます。照合プロセス時に、各取引がアプリケーションの通貨に変換され、合計値の差が期間に設定された照合許容差と比較されます。比較は1の単位で実行されます。

取引をTID許容値と比較する場合は、TID/RIDの照合プロセス時に、取引はアプリケーションの通貨に換算されません。