勘定科目の期首残高を設定するには、If構造でExp
およびIsFirst
関数を使用します。Exp
およびIf構造は前のセクションで紹介されています。IsFirst
は、現在の期間が現在のシナリオのデフォルト期間単位で最初の期間であるかどうかを判別します。たとえば、シナリオに月次のデフォルト期間単位がある場合、IsFirst
は、現在の期間が年の最初の月であるかどうかを判別します。
期首残高を設定するには、If構造のIf...Then
文にIsFirst
を挿入し、この文とEnd If文の間にExp
を挿入します。特定の勘定科目をExp
の引数に含めることができるかぎり、すべての勘定科目の期首残高を設定できます。
この例では、すべての勘定科目の期首残高の設定方法を示します。この例を再入力するか、変更せずに計算ルールにコピーできます。
HS.EXP "A#ALL = A#ALL.P#Prior"
注:
この例では、A#の後にキーワードALL
が続きます。これは、ルールがすべての勘定科目に適用されることを示します。P#
文字の後にはキーワードPrior
が続きます。これは、EXP
が、現在の期間より前の期間から勘定科目データを取得することを示します。