このオプションは、行、列、セル、カスタム・ヘッダーまたはディメンション・ヘッダーのスタイル属性を指定します。このオプションは、行、列、セルの上書き、カスタム・ヘッダーまたはヘッダー・オプションの定義内で使用します。
注意:
フォームにスタイル属性を適用する場合は注意が必要です。Styleオプションは強力な機能であるため、間違って使用した場合、フォームの外観が大幅に変更される可能性があります。
ノート: Excelにエクスポートする場合は、スタイルのフォーマットが維持されます。
構文
各スタイル・プロパティは、プロパティ名、コロンおよび値で構成されます。次に示すように、値はスペースで区切られた1つ以上の単語です:
Style:color:red;text-align:right
Styleオプションは、Oracle Hyperion Financial Managementではなく、ブラウザによって解釈されるため、ブラウザのサポート・レベルによってのみ制限されます。Styleオプションは、World Wide Web Consortium(W3C)がサポートする標準を使用します。
Styleオプション・キーワードを1行で1回使用して、複数のプロパティ:値ペアを追加できます。例:
C3=S#Actual.Y#@CUR(-1),Style:font-color:blue;background-color:red;font-weight:bold
Style Example表では、使用できるプロパティと値を示します。完全なリストは、W3Cの「Property Index」を参照してください。
表7-6 Styleの例
プロパティ | 値 |
---|---|
Color (前景)、Background-color |
色名または標準の16進RGB表記。例:
|
Font-family |
フォント名。例:
|
Font |
フォント・スタイル。例:
1つのStyle値でフォントのプロパティを6つまで組み合せることができます。例:
|
Font-weight |
フォントの太さ。値は、demi-bold、demi-light、extra-bold、light、extra-light、demi-lightを含みます。例:
|
Font-size |
フォントのポイント・サイズ。例:
|
配置 |
テキストの配置。値は、left、right、centerおよびjustifyを含みます。例: Style: text-align: center |
行に対して、「スタイル」テキスト・ボックスまたは「カスタム・ヘッダーのスタイル」テキスト・ボックスに最初の文字としてセミコロンを入力することで、行および列の交差のスタイルを組み合せることができます。Styleキーワードの後にセミコロンがない場合、フォーム内でスタイルが競合すると、行の値は列の値よりも優先するため、行に対して定義されたスタイルが使用されます。
グリッド内の各セルは、右と下の枠線のみを表示します。そのため、隣接するセルが1つのピクセルによって区切られます。Styleを使用して、色を変更したり、右また下の枠線を破線に設定したりできます。ただし、上または左の枠線を使用可能にした場合は、上側のセルの下の枠線と左側のセルの右の枠線に加えて、上または左の枠線がそれぞれ存在することになります。これは、2つの枠線を持つことを意味します。2つの枠線を避けるには、隣接する枠線を無効にします。
また、ヘッダーがグリッドに揃うようにするために、軸のCustomHeaderStyleも設定する必要があります。
例
次の例では、行の定義内でStyleキーワードの後にセミコロンを追加することで、Row 1(ピンクの背景色)とColumn 1(ピンクの背景色と太字、緑のテキスト)のスタイルが組み合されています。SuppressColHeaderRepeatsの例には、この構文が使用された場合のサンプルのデータ入力フォームが表示されています。
R1=Blank, CustomheaderStyle: font-weight: bold, CustomHeader: Balance sheet accounts, Style:; Background-color: pink
C1=S#Actual.Y#@CUR, Style: Background-color: pink; color: green;
font-weight: bold