送信グループおよびフェーズの例

フェーズのアプリケーションとディメンション・メンバーの属性を設定し、ディメンション・メンバーの送信グループを定義したら、勘定科目の送信グループを各提出フェーズに割り当てることができます。割当ては、プロセス管理をサポートするシナリオにのみ適用されます。ただし、割当ては、シナリオと期間によって実行される必要があります。

これらの例は、サンプルの送信グループと提出フェーズへのそれらの割当てを示します。

勘定科目 送信グループ
HistData 0
Cash 1
Invest 1
ICRec 2
ICPay 2
Liability 3
Equity 3
Revenue 4
Expense 4
SuppData1 5
SuppData2 5
Headcount 6
MiscData 6
C1 (製品) 送信グループ
[なし] 1
Golf Balls 7
Tennis Balls 8
Soccer Balls 9

基本勘定科目は、親勘定科目から送信グループを継承しません。親勘定科目は、子の送信グループを前提にしません。送信グループを各勘定科目に割り当てる必要があります。この例では、HistData勘定科目は送信グループ0の割当てを持ちます。これは、勘定科目が確認プロセスを必要としないことを示します。

この例では、実績シナリオの期間による送信グループの割当てを示します。

表15-1 例: 提出フェーズへの送信グループの割当て

期間 提出フェーズ1 提出フェーズ2 提出フェーズ3
1月(単一フェーズ) 1, 2, 3, 4 該当なし(補足データまたは製品データは必要なし) 該当なし(補足データまたは製品データは必要なし)
2月 1, 2, 3, 4 N/A N/A
3月(複数フェーズ) 2 1, 3, 4, 7, 8, 9 5, 6
4月 1, 2, 3, 4 N/A N/A
5月 1, 2, 3, 4 N/A N/A
6月(複数フェーズ) 2 1, 3, 4, 7, 8, 9 5, 6
7月 1, 2, 3, 4 N/A N/A
8月 1, 2, 3, 4 N/A N/A
9月(複数フェーズ) 2 1, 3, 4, 7, 8, 9 5, 6
10月 1, 2, 3, 4 N/A N/A
11月 1, 2, 3, 4 N/A N/A
12月(複数フェーズ) 2 1, 3, 4, 7, 8, 9 5, 6

1月 - 単一フェーズの割当て

この例の1月の月締めでは、提出フェーズ1のプロセス管理が必要ですが、提出フェーズ2と3は必要ありません。これは、短い月締めサイクルであるため、内部取引の貸借対照表、損益計算書のデータ(グループ1、2、3、4)が、同じ提出フェーズで提出されます。補足データは必要ありません。

3月 - 複数フェーズの割当て

3月の四半期締めでは、プロセス管理が複数フェーズにわたるデータ送信を使用します。

提出フェーズ1には内部取引データが必要であるため、ICRecおよびICPay勘定科目のデータが含まれます。この例では、送信グループ割当て2の全勘定科目となります。

3月の提出フェーズ2には、貸借対照表および損益計算書勘定科目(Cash、Invest、Liability、Equity、Revenue、Expense)が含まれます。この例では、送信グループ割当て1、3、4の全勘定科目となります。

3月の提出フェーズ3には補足データが含まれます。また、SuppData1、SuppData2、Headcount、MiscDataなどの補足データも含まれます。この例では、送信グループの割当て5と6の全勘定科目となります。