Windowsパラメータのチューニング

Windowsプラットフォームでは通常、デフォルトのTCP/IP設定で十分です。ただし、高負荷の下では、MaxUserPortおよびTcpTimedWaitDelayの調整が必要になる場合があります。これらのパラメータは、アプリケーションが要求するユーザー・ポートの可用性を決定します。

パラメータ デフォルト値 推奨値
TcpTimedWaitDelay

このパラメータは、アプリケーションがTCP接続を閉じた後にポートを再利用するためにOSが待機する時間を制御します。デフォルト値は4分です。ユーザー負荷が高いと、このような制限を超えて、アドレス使用中の接続例外が発生することがあります。

このパラメータはWindowsレジストリの次の場所で設定します: HKLM\System\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters

値の名前: TcpTimedWaitDelay

値の種類: DWORD

データ: 30 (10進数)

240 30

MaxUserPort

値の名前: MaxUserPort

値の種類: DWORD

データ: 65534 (10進数)

Windows2008以降では、指定した数のポートを設定するために次のコマンドを実行する必要があります。

netsh int ipv4 set dynamicportrange protocol=tcp startport=10100 numberofports=55433 store=persistent

指定のコマンドは、support.microsoft.comの次の記事に基づいています。

動的ポート範囲

Windowsの設定

5000 65534