メンバー・セクションを使用して、値ディメンションのシステム定義メンバーに、説明を定義できます。また、通貨用にシステムで生成される値ディメンションのメンバーの場合、通貨の説明に追加される説明を定義できます。
値メンバーの構文:
Label;Descriptions
システム定義の値メンバーのラベルを指定できます。また、これらのラベルを使用して、これに対応するユーザー定義の通貨用にシステムで生成される値メンバーの説明に追加する説明を作成できます。
<Currency Total>
<Currency Adjs>
<Currency>
たとえば、USDとEURのそれぞれの通貨を「USドル」および「ユーロ」と定義したとします。また、ロードされたメタデータ・ファイルに、これらの値メンバーの説明が定義されているとします。
[None];English=ValueNone
<Currency Total>;English=Total
<Currency Adjs>;English=Adjs
<Currency>;English=Base
次の表に、USDおよびユーロの通貨用にシステムで生成される、値ディメンションの3つのメンバーを示します。
表4-13 値ディメンションの説明
値メンバー | 説明 |
---|---|
USD Total |
USドル合計 |
USD Adjs |
USドル調整 |
USD |
USドル基本 |
EUR Total |
ユーロ合計 |
EUR Adjs |
ユーロ調整 |
EUR |
ユーロ基本 |
注:
メタデータ・ファイルには、値メンバー<Currency>に対して指定した説明が含まれている必要があります。メタデータ・ファイルで通貨の説明が指定されていない場合に、メタデータをロードすると、通貨の説明は表示されません。