内部取引のロード方法

内部取引ファイルをロードするときに、取引をマージするか、置換するかを指定できます。

マージ

レコードを新しい変更内容で更新し、新しいレコードを作成するには、このオプションを選択します。ステータスが「一致」または「転記済」のレコードの情報は更新されません。ロード・ログ・ファイルには、ロードされなかった取引に関する情報が含まれます。マージ・モードではデータベース内のレコードは削除されません。

表10-3 マージ・モード:ロードの例

エンティティA - 既存のレコード エンティティAにロードするファイル マージ・モードのロード後のエンティティA

レコード1

N/A

レコード1

レコード2 - 一致

新しいレコード2

レコード2 - 一致(ロード・プロセス後も変更なし)

レコード3

N/A

レコード3

レコード4 - 転記済

新しいレコード4

レコード4 - 転記済(ロード・プロセス後も変更なし)

レコード5

新しいレコード5

新しいレコード5

N/A

新しいレコード6

新しいレコード6

置換

置換モードでは、指定されたシナリオ、年、期間、エンティティに関するデータベース内のすべての取引が、ロード・ファイルで指定された取引で置き換えられます。置換モードでは、まずシナリオ、年、期間のエンティティのレコードがすべてクリアされます。ステータスが「転記済」または「一致」のエンティティで内部取引が発生した場合、それらの取引はクリアされません。システムはそれらの取引をスキップしてロード・プロセスを続行します。エンティティの適切な取引をすべてクリアした後で、エンティティのすべての取引をロード・ファイルのレコードで置き換えます。

表10-4 置換モード:ロードの例

エンティティA - 既存のレコード エンティティAにロードするファイル マージ・モードのロード後のエンティティA

レコード1

N/A

N/A

レコード2 - 一致

新しいレコード2

レコード2 - 一致(クリアおよびロード・プロセス後も変更なし)

レコード3

N/A

N/A

レコード4 - 転記済

新しいレコード4

レコード4 - 転記済(クリアおよびロード・プロセス後も変更なし)

レコード5

新しいレコード5

新しいレコード5

N/A

新しいレコード6

新しいレコード6