データの管理、データベースへのデータの抽出などのモジュールでは、複数のディメンションのメンバーを選択したり、メンバー・リストを使用してメンバー選択を定義したりできます。
メンバー・リストには、ディメンションに属する関連メンバーのサブセットが表示されます。これにより、メンバーの階層を参照するのにかかる時間を短縮できます。たとえば、エンティティ・ディメンションのPOVでItaly、FranceおよびUKが頻繁に使用される場合、European Regionという名前のメンバー・リストを作成し、エンティティ・ディメンションの階層全体から参照するかわりに、リストからEuropeanメンバーを選択できます。
Oracle Hyperion Financial Managementには、[Descendants]および[Children]など、システム定義のメンバー・リストがあります。システム定義メンバー・リスト名は大カッコ([ ])で囲まれています。
特定のモジュールで、ディメンションに複数のメンバーを選択した場合、視点バーでディメンションにカーソルを置くと、カッコ内に選択したメンバーの数が表示されます。これは、データの管理、仕訳の抽出、データベースへのデータの抽出に使用できます。たとえば、5つのエンティティを選択した場合、視点でエンティティ・ディメンションの上にカーソルを置くと、ツールチップに選択したメンバーとその数(5)が表示されます。ツールチップには最大20のメンバーが表示され、20を超えるメンバーが存在する場合は、後に省略記号(...)が付きます。
メンバー・リストから複数のメンバーを選択するには: