HFMCurrency
は、Oracle Hyperion Financial Managementデータベース接続でセル用の通貨のプロパティのIDを戻すテキスト関数です。
構文:
<<HFMCurrency("GridName", Row, Col, Page)>>
引数 | 説明 |
---|---|
GridName | Financial Managementのグリッドの名前。この値は、引用符で囲まれている必要があります |
Row | グリッドの行インデックスを示す数値。グリッド内の最初の行のインデックスは1、2番目の行のインデックスは2、これ以降同様に続きます。 |
Col | グリッドの列を示す文字。グリッド内の最初の列がインデックスA、2番目の列がインデックスB、以降、順番に続きます。 |
Page | グリッドのすべてのページ・ディメンションのメンバーの組合せのインデックスを表す数値。グリッド内の最初のページ・ディメンションにおける組合せのインデックスは1、2番目のページ・ディメンションにおける組合せのインデックスは2、以降、同様に続きます。 |
設計者は、プロパティ・ファイルを変更して、Financial Managementから戻された文字列を別の文字列にマッピングできます。マッピングは、JConsoleファイルで定義されます。たとえば、設計者は、次の行をHFMエンティティ通貨セクションに追加できます:
EntityCurrency_USD=$
EntityCurrency_EUR=_
注:
JConsoleの詳細は、Oracle Hyperion Financial Reporting管理者ガイドを参照してください。
Financial ManagementがUSDを戻した場合、ドル記号( $ )が表示され、Financial ManagementがEURを戻した場合、ユーロ記号( _ )が表示されます。プロパティ・ファイルには、前述の例とその他の例がコメントとして含まれています。
例:
グリッド1のページ1、行21、列Bのセルの通貨のプロパティを表示します。
<<HFMCurrency("Grid1",21,B,1)>>
注:
HFMCurrency
は、テキスト・ボックス・オブジェクト、ヘッダー、フッターなどではなくグリッド・セル内で使用された場合は、Current
キーワードのみをサポートします。テキスト関数でのCurrent/Curキーワードの使用を参照してください。