次に、「チャートのフォーマット」ダイアログ・ボックスの「円グラフのオプション」タブにおける違いを示します。
扇形の角度および区切り - 元のチャート・エンジンと更新されたチャート・エンジンとの間で表示が異なります。
スライスの値の表示形式 - 元のチャート・エンジンでは、3つのすべてのラベルが選択された場合、すべてをフォーマットして収めます。更新されたチャート・エンジンでは、円グラフを調整してラベルを収めることはせず、かわりに、ラベルがプレビュー・ウィンドウやチャート出力表示のサイズ内に収まらない場合、ラベルは切り取られるか、表示されません。
位置 - 更新されたチャート・エンジンでは、「内側」または「外側」は追加の調整なしでサポートされます。
「内側」の位置設定が指定されていて、ラベルがスライス内に収まらない場合、ラベルはスライスの外側に配置されるか、まったく表示されません。
スライスの枠線のスタイル - 更新されたチャート・エンジンでは、「実線」のみがサポートされます。
図5-48 元のチャート・エンジンにおける「円グラフのオプション」タブ
図5-49 更新されたチャート・エンジンにおける「円グラフのオプション」タブ
更新されたチャート・エンジンで、「表示形式」タブの「グリッドの奥行き」では円グラフの奥行きを調整しません。3Dをオンまたはオフにするのみです。また、区切りは、元のチャート・エンジンのように1つのスライスに影響を与えません。更新されたチャート・エンジンでは、すべてのスライスの区切りが小さく均一になります。
図5-50 元のチャート・エンジンにおける奥行きおよびグリッドの区切り
図5-51 更新されたチャート・エンジンにおける奥行きおよびグリッドの区切り