EPM WorkspaceShared Services

Oracle Hyperion Enterprise Performance Management WorkspaceOracle Hyperion Shared Servicesで、ファイル・システムおよびデータベースが共有されます。

注:

Shared Servicesのバックアップは、プロビジョニング・データを保持するため、製品のバックアップと同期する必要があります。

ファイル・システムのバックアップ

EPM WorkspaceShared Servicesのファイル・システムをバックアップするには:

  1. EPM Workspaceをインストールまたは再構成した後に、ストレージ・デバイスまたは別のネットワークの場所に次のフォルダをコピーします:

    • EPM_ORACLE_INSTANCE

    • MIDDLEWARE_HOME /user_projects/domains/ domain name

    注:

    これは、マシンにインストールおよび構成されたOracle Enterprise Performance Management Systemの全コンポーネントを対象とした1回だけのバックアップです。

  2. EPM_ORACLE_INSTANCE/configの次のサブフォルダについて、週次完全バックアップまたは日次増分バックアップを実行します:

    • FoundationServices

    • Foundation

      注:

      EPM_ORACLE_INSTANCE/config/foundation11.1.2.0サブフォルダには、回復に必要な.reg.propertiesが含まれています。

  3. オプション: 履歴情報のみを含むMIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domain name/servers/managed server name/logsの月次バックアップまたは週次バックアップを実行します。

EPM WorkspaceおよびShared Servicesの復元

障害後にEPM WorkspaceShared Servicesを復元するには:

  1. Oracle Hyperion Shared Servicesレジストリを含む、バックアップしたすべてのコンポーネントを回復します。

    コピーされたディレクトリとファイルを元の場所に配置します。

  2. すべての製品と関連サービスを再起動します。Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドのEPM System製品の開始と停止を参照してください。

データベースのバックアップ

EPM WorkspaceShared Servicesのデータベースをバックアップするには:

  1. データベース・システム表に移動します。

  2. Oracle RDBMSを使用する場合はShared ServicesおよびEPM Workspaceスキーマをバックアップし、それ以外の場合はSQL Serverデータベースをバックアップします。

別のサーバーへのデータベースの復元

あるサーバーのデータベースをバックアップし、(たとえば、1つ目のデータベース・サーバーが保守中であるために)2つ目のサーバーに復元する場合、WebLogic管理コンソールを使用してデータ・ソースとreg.propertiesファイルを更新する必要があります:

別のサーバーへデータベースを復元するには:

  1. データ・ソースを更新します:

    1. WebLogic管理コンソールから、「サービス」「dataSource」「EPMSystemRegistry」の順に選択します。

    2. 「接続プール」タブで、2つ目のサーバーのユーザー名、パスワードおよびJDBC URLを指定します。

    3. 保存して変更をアクティブ化をクリックします。

  2. テキスト・エディタでreg.propertiesを開き、ユーザー名、パスワードおよびJDBCサーバーURLを更新します。

    reg.propertiesファイルは、EPM_ORACLE_INSTANCE/config/foundation/11.1.2.0にあります。

  3. Shared Servicesを開始します。