Oracle Hyperion Enterprise Performance Management WorkspaceとOracle Hyperion Shared Servicesで、ファイル・システムおよびデータベースが共有されます。
注:
Shared Servicesのバックアップは、プロビジョニング・データを保持するため、製品のバックアップと同期する必要があります。
ファイル・システムのバックアップ
EPM WorkspaceとShared Servicesのファイル・システムをバックアップするには:
EPM Workspaceをインストールまたは再構成した後に、ストレージ・デバイスまたは別のネットワークの場所に次のフォルダをコピーします:
EPM_ORACLE_INSTANCE
MIDDLEWARE_HOME /user_projects/domains/
domain name
注:
これは、マシンにインストールおよび構成されたOracle Enterprise Performance Management Systemの全コンポーネントを対象とした1回だけのバックアップです。
EPM_ORACLE_INSTANCE/config
の次のサブフォルダについて、週次完全バックアップまたは日次増分バックアップを実行します:
FoundationServices
Foundation
注:
EPM_ORACLE_INSTANCE/config/foundation
の11.1.2.0
サブフォルダには、回復に必要な.reg.properties
が含まれています。
オプション: 履歴情報のみを含むMIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/
domain name/servers/
managed server name/logs
の月次バックアップまたは週次バックアップを実行します。
EPM WorkspaceおよびShared Servicesの復元
障害後にEPM WorkspaceとShared Servicesを復元するには:
Oracle Hyperion Shared Servicesレジストリを含む、バックアップしたすべてのコンポーネントを回復します。
コピーされたディレクトリとファイルを元の場所に配置します。
すべての製品と関連サービスを再起動します。Oracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドのEPM System製品の開始と停止を参照してください。
データベースのバックアップ
EPM WorkspaceとShared Servicesのデータベースをバックアップするには:
データベース・システム表に移動します。
Oracle RDBMSを使用する場合はShared ServicesおよびEPM Workspaceスキーマをバックアップし、それ以外の場合はSQL Serverデータベースをバックアップします。
別のサーバーへのデータベースの復元
あるサーバーのデータベースをバックアップし、(たとえば、1つ目のデータベース・サーバーが保守中であるために)2つ目のサーバーに復元する場合、WebLogic管理コンソールを使用してデータ・ソースとreg.properties
ファイルを更新する必要があります:
別のサーバーへデータベースを復元するには:
データ・ソースを更新します:
WebLogic管理コンソールから、「サービス」、「dataSource」、「EPMSystemRegistry」の順に選択します。
「接続プール」タブで、2つ目のサーバーのユーザー名、パスワードおよびJDBC URLを指定します。
保存して変更をアクティブ化をクリックします。
テキスト・エディタでreg.properties
を開き、ユーザー名、パスワードおよびJDBCサーバーURLを更新します。
reg.properties
ファイルは、EPM_ORACLE_INSTANCE/config/foundation/11.1.2.0
にあります。
Shared Servicesを開始します。