データベース・パスワードの変更

データベース・リポジトリが必要なOracle Enterprise Performance Management System製品の場合、データベース・パスワードを、たとえば会社のパスワード変更ポリシーに準拠するように変更する際は、EPM Systemコンポーネントが新規パスワードを使用してデータベースに接続できるようにOracle Hyperion Shared Servicesレジストリを更新する必要があります。

仮定と前提条件

  • Oracle Enterprise Performance Management System標準デプロイメント・ガイドまたはOracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドを使用して、EPM System製品をインストールおよび構成しました。

  • データベースのバックアップを作成しました。

  • データベース管理コンソールを使用して、Shared Servicesレジストリまたは製品リポジトリ・データベースの構成に使用されたユーザー・アカウントのパスワードを変更しました。

  • 単一マシンのデプロイメント、またはOracle Hyperion Foundation ServicesマシンからEPM Systemコンフィグレータを実行する分散デプロイメントでは、WebLogic管理サーバーを停止する必要があります。

  • 分散環境で、Foundation Servicesマシン以外のマシンからEPM Systemコンフィグレータを実行する際は、WebLogic管理サーバーが実行中である必要があります。

Shared Servicesレジストリ・データベース・パスワードの変更

Shared Servicesレジストリ・データベースのデータベース・パスワードを更新するには:

  1. EPM System Java Webアプリケーション、サービスおよびプロセスを停止します。

  2. Oracle Hyperion Shared Servicesをホスティングするマシンで、EPM_ORACLE_INSTANCE/binに変更してconfigtool.bat|.shを起動します。

  3. 「Shared Servicesおよびレジストリ・データベース構成」ページで、「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択し、新しいデータベース・パスワードを入力します。

  4. 「タスクの選択」ページで、他の製品がShared Servicesデータベースを使用する場合は、その製品に対する「データベースの構成」タスクを選択します。

  5. 「データベース構成」ページで他の製品を選択した場合は、新しいデータベース・パスワードを入力します。

  6. テーブルを削除して再作成するか、既存のデータベースを再使用するかを選択するメッセージが表示されたら、「既存のデータベースを再使用します」を選択します。

  7. 構成を続行し、完了したら「終了」をクリックします。

  8. WebLogic管理サーバー(停止している場合)、Java Webアプリケーション、サービスおよびプロセスを再起動します。

  9. 分散環境で作業している場合は、デプロイメント内の各マシンでShared Servicesレジストリ・データベースを構成するステップを繰り返します。

EPM Systemコンポーネントのリポジトリ・データベース・パスワードの変更

Shared Services以外のEPM Systemコンポーネントのデータベース・パスワードを変更するには:

  1. EPM System Java Webアプリケーション、サービスおよびプロセスを停止します。

  2. データベース・パスワードが変更されたコンポーネントをホスティングするマシンから、EPM_ORACLE_INSTANCE/binに変更してconfigtool.bat|.shを起動します。

  3. 「タスクの選択」ページで、データベース・パスワードが変更されたこのインスタンス内のすべての製品に対して「データベースの構成」を選択します。

    注:

    • Oracle Hyperion Financial Managementデータベース・スキーマのパスワードを変更する場合、「データベースの構成」タスクに加えて「アプリケーション・サーバーへのデプロイ」タスクも選択する必要があります。
    • Financial Managementサーバーがデータベース接続にSSLを使用するように構成されている場合、HFMの「データベースの構成」タスクを実行した後に、SSLデータベース接続を使用するためのHFMサーバーの構成にリストされている手順に従って再度EPMレジストリを更新する必要があります。レジストリ・レポートまたはEPMデプロイメント・レポートのいずれかをレビューして、ODBC_TRUSTSTOREファイルの場所を確認できます。
  4. 新しいパスワードを入力します。

  5. テーブルを削除して再作成するか、既存のデータベースを再使用するかを選択するメッセージが表示されたら、「既存のデータベースを再使用します」を選択します。

  6. 構成を続行し、完了したら「終了」をクリックします。

  7. WebLogic管理サーバー(停止している場合)、データベース、Java Webアプリケーション、サービスおよびプロセスを再起動します。

Data Relationship Managementリポジトリ・パスワードの変更

アプリケーションのOracle Data Relationship Managementリポジトリ・パスワードを変更するには:

  1. Data Relationship Managementを停止します。

  2. データベースでパスワードを変更します。

  3. Data Relationship Managementコンソールを開きます。

  4. 「構成」に移動します。

  5. 矢印コントロールを使用して適切なアプリケーションを選択します。

  6. 「リポジトリ構成」で、新しいパスワードを入力します。

  7. 新パスワードをテストするには、「接続のテスト」をクリックします。

    「接続が完了しました。」というメッセージが表示されます。

  8. 「構成の保存」をクリックして、暗号化された形式で新しいパスワードを構成ファイルにコミットします。

  9. アプリケーションまたはData Relationship Managementサービスを再起動します。

データベース・パスワードの変更の検証

データベースの構成の変更を検証するには:

  1. 次のいずれかの方法を使用して、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Diagnosticsを起動します:

    • (Windows) /binで、validate.batをダブルクリックします。

    • 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle EPM System」「Foundation Services」「instanceName」「EPM System診断」の順に選択します。

    • (Linux)コンソールから、/binに移動して、validate.shと入力します。

    コマンド・ウィンドウに進行状況が表示されます。

  2. 結果を表示するには、/diagnostics/reportsに移動して、validation_report_date_time.htmlを開きます。