データベース・リポジトリが必要なOracle Enterprise Performance Management System製品の場合、データベース・パスワードを、たとえば会社のパスワード変更ポリシーに準拠するように変更する際は、EPM Systemコンポーネントが新規パスワードを使用してデータベースに接続できるようにOracle Hyperion Shared Servicesレジストリを更新する必要があります。
仮定と前提条件
Oracle Enterprise Performance Management System標準デプロイメント・ガイドまたはOracle Enterprise Performance Management Systemインストレーションおよび構成ガイドを使用して、EPM System製品をインストールおよび構成しました。
データベースのバックアップを作成しました。
データベース管理コンソールを使用して、Shared Servicesレジストリまたは製品リポジトリ・データベースの構成に使用されたユーザー・アカウントのパスワードを変更しました。
単一マシンのデプロイメント、またはOracle Hyperion Foundation ServicesマシンからEPM Systemコンフィグレータを実行する分散デプロイメントでは、WebLogic管理サーバーを停止する必要があります。
分散環境で、Foundation Servicesマシン以外のマシンからEPM Systemコンフィグレータを実行する際は、WebLogic管理サーバーが実行中である必要があります。
Shared Servicesレジストリ・データベース・パスワードの変更
Shared Servicesレジストリ・データベースのデータベース・パスワードを更新するには:
EPM System Java Webアプリケーション、サービスおよびプロセスを停止します。
Oracle Hyperion Shared Servicesをホスティングするマシンで、EPM_ORACLE_INSTANCE/bin
に変更してconfigtool.bat|.sh
を起動します。
「Shared Servicesおよびレジストリ・データベース構成」ページで、「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択し、新しいデータベース・パスワードを入力します。
「タスクの選択」ページで、他の製品がShared Servicesデータベースを使用する場合は、その製品に対する「データベースの構成」タスクを選択します。
「データベース構成」ページで他の製品を選択した場合は、新しいデータベース・パスワードを入力します。
テーブルを削除して再作成するか、既存のデータベースを再使用するかを選択するメッセージが表示されたら、「既存のデータベースを再使用します」を選択します。
構成を続行し、完了したら「終了」をクリックします。
WebLogic管理サーバー(停止している場合)、Java Webアプリケーション、サービスおよびプロセスを再起動します。
分散環境で作業している場合は、デプロイメント内の各マシンでShared Servicesレジストリ・データベースを構成するステップを繰り返します。
EPM Systemコンポーネントのリポジトリ・データベース・パスワードの変更
Shared Services以外のEPM Systemコンポーネントのデータベース・パスワードを変更するには:
EPM System Java Webアプリケーション、サービスおよびプロセスを停止します。
データベース・パスワードが変更されたコンポーネントをホスティングするマシンから、EPM_ORACLE_INSTANCE/bin
に変更してconfigtool.bat|.sh
を起動します。
「タスクの選択」ページで、データベース・パスワードが変更されたこのインスタンス内のすべての製品に対して「データベースの構成」を選択します。
注:
ODBC_TRUSTSTORE
ファイルの場所を確認できます。新しいパスワードを入力します。
テーブルを削除して再作成するか、既存のデータベースを再使用するかを選択するメッセージが表示されたら、「既存のデータベースを再使用します」を選択します。
構成を続行し、完了したら「終了」をクリックします。
WebLogic管理サーバー(停止している場合)、データベース、Java Webアプリケーション、サービスおよびプロセスを再起動します。
Data Relationship Managementリポジトリ・パスワードの変更
アプリケーションのOracle Data Relationship Managementリポジトリ・パスワードを変更するには:
Data Relationship Managementを停止します。
データベースでパスワードを変更します。
Data Relationship Managementコンソールを開きます。
「構成」に移動します。
矢印コントロールを使用して適切なアプリケーションを選択します。
「リポジトリ構成」で、新しいパスワードを入力します。
新パスワードをテストするには、「接続のテスト」をクリックします。
「接続が完了しました。」というメッセージが表示されます。
「構成の保存」をクリックして、暗号化された形式で新しいパスワードを構成ファイルにコミットします。
アプリケーションまたはData Relationship Managementサービスを再起動します。
データベース・パスワードの変更の検証
データベースの構成の変更を検証するには:
次のいずれかの方法を使用して、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Diagnosticsを起動します:
(Windows) /bin
で、validate.bat
をダブルクリックします。
「スタート」メニューから、「プログラム」、「Oracle EPM System」、「Foundation Services」、「instanceName」、「EPM System診断」の順に選択します。
(Linux)コンソールから、/bin
に移動して、validate.sh
と入力します。
コマンド・ウィンドウに進行状況が表示されます。
結果を表示するには、/diagnostics/reports
に移動して、validation_report_date_time.html
を開きます。