ミドルウェア・ホーム
ミドルウェア・ホームは、Oracle WebLogic Serverホーム、および必要に応じて1つ以上のOracleホーム(EPM Oracleホームを含む)で構成されています。ミドルウェア・ホームは、ローカル・ファイル・システム、またはネットワーク・ファイル・システム(NFS)を介してアクセス可能なリモート共有ディスク上に配置できます。
ミドルウェア・ホームの場所は、コンピュータへの最初の製品インストール中に定義されます。コンピュータへのその後のインストールには、前に定義された場所が使用されます。デフォルトのインストール・ディレクトリはOracle/Middlewareです。このドキュメントでは、ミドルウェア・ホームの場所は MIDDLEWARE_HOME と表記します。
EPM Oracleホーム
Oracleホームには、特定の製品をホストするのに必要なインストール・ファイルが含まれます。Oracleホームは、ミドルウェア・ホームのディレクトリ構造内にあります。EPM Oracleホームには、Oracle Enterprise Performance Management System製品のファイルが含まれます。
EPM System製品のコンポーネントは、ミドルウェア・ホームの下のEPM Oracleホーム・ディレクトリにインストールされます。デフォルトのEPM Oracleホームの場所は MIDDLEWARE_HOME/EPMSystem11R1です。さらに、製品が使用する共通内部コンポーネントがEPM Oracleホームにインストールされます。マシン上にインストールするすべての製品に対して十分なディスク・スペースがこの場所にあることを確認し、慎重に場所を選択します。この場所は変更できません。
EPM Oracleホームの場所は、EPM_ORACLE_HOMEと呼ばれるシステム環境変数で定義されます。このドキュメント全体を通して、EPM Oracleホームの場所を EPM_ORACLE_HOME と呼びます。
分散環境では、EPM Oracleホーム・ディレクトリ構造は各マシンで同じである必要があります。
EPM Oracleインスタンス
EPM Oracleインスタンスには、Oracle HTTP Server、Oracle Essbaseサーバーなどの、1つ以上のシステム・コンポーネントと、1つ以上のドメイン内の1つ以上のJava Webアプリケーションが含まれます。Oracleインスタンスのディレクトリ構造は、Oracleホームのディレクトリ構造とは別です。どこにでも配置できます。ミドルウェア・ホーム・ディレクトリ内である必要はありません。
EPM Oracleインスタンスのデフォルトの場所は MIDDLEWARE_HOME/user_projects/epmsystem1です。EPM Oracleインスタンスの場所は、このマニュアルでは、EPM_ORACLE_INSTANCEと示されます。
Java Webアプリケーションは MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName にデプロイされます。
通常、すべての製品を1つのマシンにインストールする場合、最初に構成する製品に対してEPM Oracleインスタンスを作成します。その後の各製品については、既存のEPM Oracleインスタンスを変更します。分散環境にインストールする場合は、各マシンに新規のEPM Oracleインスタンスを作成します。