問題: メンテナンス・リリースを適用した後で、Oracle Essbaseが起動しません。
この問題は、メンテナンス・リリースを適用する前にすべてのプロセスを停止しない場合に発生します。
解決策: EPM_ORACLE_HOME/diagnostics/logs/install
のinstallTool-install-DDD-MM.DD.YYYY-TIME.log
ファイルを確認します。一部のファイルがインストールおよび構成中にロックされていたことを示す「プロセスは別のプロセスで使用されているため、ファイルにアクセスできません」などのメッセージがログ・ファイルに含まれている場合は、Essbaseを再インストールします。
問題: essbase.cfg
またはプラットフォームの共有ライブラリ・パスでJVMMODULELOCATION
を適切に設定していない場合、次のエラー・メッセージが表示されます:
JVMのロードに失敗しました[jvm.dll]。シングル・サインオンの初期化に失敗しました
解決策: essbase.cfg
をテキスト・エディタで開き、適切なJVMを指定するよう編集します。
問題: 「GCInit()の実行に失敗しました」というエラー・メッセージが表示されます。このメッセージは、ESSBASEPATH
のロケール・ディレクトリが見つからないか、ファイルがロケール・ディレクトリで欠落している場合に表示されます。
解決策: setEssbaseEnv.cmd
(Windows)でESSBASEPATH
を確認します:
Windows - コマンド・ラインにecho %ESSBASEPATH
と入力します。
ESSBASEPATH
がないか、正しくない場合は、正しいESSBASEPATH
を定義します。
注:
ESSBASEPATH
には、essbase.exe
ではなく、startEssbase.bat
(Windows)を使用してください。
問題: Essbaseが「スタート」メニューから起動しません。
解決策: コマンド・ラインからEssbaseを起動します。Essbaseをコマンド・ラインから起動すると詳しいエラー・メッセージが表示され、トラブルシューティングに役立ちます。たとえば、エラー・メッセージで欠落しているファイルやアクセスできないファイルが識別されることがあります。