データベース・ビューの登録

製品スキーマに適切な権限が付与されている場合には、モデル・データ・スキーマからデータベース・ビューを登録することもできます。

任意の有効なデータベース・ビューを、ステージ表または参照表として登録できます。宛先ステージ表として登録できるのは、単純な単一表の更新可能なビューのみです。

データベース・ビューは次のような理由で役立ちます。

  • モデル・データ・スキーマに格納されていない表にアクセスする場合。これは特に参照表で役に立ちます。

  • 詳細Profitabilityアプリケーションに公開されないように、基礎となる表で行をフィルタ処理する、または列を非表示にする場合。

  • 読取り専用表のビュー定義で複雑な結合を非表示にし、アプリケーションでの使用を単純にする場合。

モデルの開発およびモデルの計算中に、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementはシステム生成のレポート・ビューを製品スキーマに作成します。Profitability and Cost Managementはモデル・データ・スキーマに対するSELECT権限も付与し、モデル・データ・スキーマにそのシノニムを作成しようとします。これにより、通常は管理者のみのアクセス用に予約されている製品スキーマに対する権限がないユーザーでも、スキーマにアクセスできるようになります。モデルの開発者とレポート開発者に、このスキーマに対するアクセス権が付与されるのは、Profitability and Cost Managementで必要とされるすべての表登録タスクと、使用するレポート・ツールでの物理モデルの設定を管理者が実行する予定ではない場合のみです。

注:

Oracleではデータベース・ユーザーとデータベース・スキーマは同一ですが、Microsoft SQL Serverではそれぞれ別です。Microsoft SQL Serverを使用する場合、モデル・データ・スキーマと同じ名前のユーザーを作成し、モデル・データ・スキーマへのアクセス権をそのユーザーに付与する必要があります。Profitability and Cost Managementによって付与されたシステム生成ビューに対する権限は、モデル・データ・ユーザーを参照します。作成されたシノニムはモデル・データ・スキーマに追加されます。

SQL Serverの場合、Profitability and Cost Management製品およびドキュメントでのモデル・データ・スキーマの参照は、スキーマまたはユーザー(あるいは両方)を指します。

注:

SQL Server: 宛先ステージ表と参照表に、丸めエラーを防ぐために小数点以下が4桁以上であるメジャー列を作成する必要があります。

注意:

データまたはアーティファクトをインポートする前にモデル・データ・スキーマのバックアップを作成する必要があります。Oracle Enterprise Performance Management Systemバックアップおよびリカバリ・ガイドを参照してください