10 詳細Profitabilityデータベースの操作

詳細Profitabilityアプリケーションの場合、ディメンションデータとモデル定義は、標準Profitabilityアプリケーションのディメンショナル・データとモデル定義を格納するのと同じリレーショナル・データベースのスキーマに格納されます。このスキーマは製品スキーマと呼ばれ、Profitability and Cost Managementのインストール時に作成されます。ディメンショナル・データは、Profitabilityアプリケーション・コンソールからアプリケーションをデプロイする際に、製品スキーマに移入されます。モデル定義は、モデルを構築する際にこのスキーマに格納されます。

詳細Profitabilityアプリケーションの場合、配賦が実行される対象のビジネス・データも、リレーショナル・データベースに格納されます(標準Profitabilityアプリケーションのように、Oracle Essbaseには格納されない)。このデータが配置されるのは、モデル・データ・スキーマという別のデータベース・スキーマです。モデル・データ・スキーマはユーザー定義であり、製品スキーマと同じデータベース・インスタンスにある必要があります。OracleデータベースとMicrosoft SQL Serverデータベースのみがサポートされます。

アプリケーションをデプロイした後、ディメンションおよびメンバーが列にマッピングされ、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementのアプリケーション表に登録されます。詳細Profitabilityのディメンションの詳細は、詳細Profitability and Cost Managementのディメンションとメタデータの操作を参照してください。

表10-1 詳細Profitability and Cost Managementデータベース・スキーマ

スキーマ・タイプ 保管される情報のタイプ
モデル・データ・スキーマ
  • ディメンション階層

  • 費用データ

  • 収益データ

  • ドライバ・データ

  • 収益オブジェクト・データ

  • 通貨レート

製品スキーマ

  • ディメンション

  • ステージ定義

  • POV定義

  • ドライバ定義

  • ドライバの選択

  • 割当ルール

  • 割当ルールの選択

  • モデル・プリファレンス

  • 表登録

  • 計算ルール