カスタム計算ルール式の検証の要件

「式の検証」をクリックすると、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementによって次がチェックされます。

  • カスタム計算ルールの「ルール定義」タスク領域の「ターゲット」タブでは、式の結果で使用される1つのディメンションを除くすべてのディメンションが選択されている必要があります。

  • 式の結果項に、タプルを含めることはできません。たとえば、次のように指定することはできません。

    </A11,B11/> = <A11>*3

  • 親メンバーは、式の結果項に指定できません。たとえば、次のように指定することはできません(A1が親メンバーの場合)。

    </A1/> = <A11>*3

  • ターゲットでは、単一メンバー参照として結果ディメンションのメンバーしか指定できません。タプルは、結果ディメンションの1メンバーを含む必要があります。たとえば、有効な式と無効な式を次に示します。

    無効な式: </A11/> = <B11>*3

    有効な式: </A11/> = <A11,B11>*3、</A11/> = <A41,B11>*3、</A11/> = <A21>*3

  • 有効な算術演算子は次のとおりです。

    +、-、*、/

ターゲット項と結果項を有効な等号(=)で区切ります。式には=記号を1つしか指定できません。

モデルのディメンション間に重複するメンバーがある場合は、部分または完全修飾名を使用する必要があります(管理元帳カスタム計算ルールの式の構文を参照)。

結果項に指定できるのは、ターゲット項のディメンション・メンバーのみです。

結果項には、結果ディメンションのレベル0メンバーを1つ指定する必要があります。

ここおよびOracle Essbaseテクニカル・リファレンスに説明されているように、ターゲット式には有効なディメンション・メンバーを有効な形式で含める必要があります。