Essbaseアウトラインおよびレポート作成

Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementモデルに作成されたOracle Essbaseアウトラインには、各ステージのデータを保存する専用のディメンションがあります。

ステージはEssbaseアウトライン内には存在しませんが、モデル内のディメンションおよびメンバーを整理するのに使用されます。Profitability and Cost Managementでステージを作成すると、ディメンションが属するステージを識別するための接頭辞が定義され、アウトラインに表示されます。


Essbaseアウトラインには、図の後のテキストで説明されているように、各ステージのデータを格納するディメンションが含まれています。

前述の図に示されたEssbaseアウトラインの例には、次の特性があります:

  1. AllocationTypeは、DirectAllocationまたはGenealogyAllocationデータを識別します

  2. メジャー・ディメンションは、モデルで使用されているメジャーを示します。

  3. 少なくとも1つのPOVディメンションが選択可能です。

  4. ステージ接頭辞によって、ディメンションが属するステージが示されます。

  5. _intra接尾辞によって、ステージ内割当で使用されるディメンションが識別されます。

  6. モデルからのビジネス・ディメンション。

Essbaseアウトラインのディメンションを使用し、必要に応じて様々なレベルの詳細および情報を含むレポートを作成します。レポートに含めるディメンションは選択可能です。ただし、通常、次のディメンションは必須です:

  • AllocationTypeディメンション - レポートにDirectAllocationまたはGenealogyDataのどちらを含めるかを指定します。

  • POVディメンション

  • メジャー・ディメンション

  • ビジネス・ディメンション

  • 属性ディメンション

ステージ内配賦を許可するステージの場合、ディメンションがステージ内配賦の一部であることがわかるように、Essbaseによって_intra接尾辞が付けられます。たとえば、ステージ・ディメンションがOPS_ProductsおよびOPS_Activitiesである場合、ステージ内配賦の宛先データはOPS_Departments_intraおよびOPS_Activities_intraというディメンションに保存されます。

注意:

すべてのEssbaseアウトラインで、すべてのディメンションの名前が一意であることを確認してください; 一意でない場合は、アウトラインの作成が失敗します。たとえば、属性ディメンション・メンバーに標準のディメンションと同じ名前を付けることはできません。