別名は、ディメンションの定義に役立つ代替の名前、説明、言語またはその他のアイテムです。
たとえば、システム内で顧客番号を参照できますが、画面上に顧客名を表示する別名を割り当てることにより、この顧客を簡単に識別できるようになります。1つ以上の別名を勘定科目、通貨、エンティティ、シナリオ、期間、バージョン、年およびユーザー定義のディメンション・メンバーに割り当てることができます。
Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementでは、Profitabilityアプリケーション・コンソールで別名を設定する必要があります。
インストールが完了すると、デフォルトの別名表が使用可能になります。再デプロイメント後は、ドライバの選択、割当、データ入力、ドライバの例外およびトレース配賦を含む共通メンバー・セレクタを使用するすべての画面で別名を表示できます。「別名の表示」オプションが選択されていると、検索およびフィルタ処理の使用が可能になります。
「メンバー・セレクタ」から「別名の表示」を選択したときに、別名が割り当てられていない場合、メンバー・リストの表示名が大かっこで囲まれて表示されます。たとえば、メンバーProductは、メンバー・リストで[product]
と表示されます。
別名ディメンションを使用する場合は、次の点に注意してください。
重複メンバー名または別名は使用できません。
ドライバの追加または変更時にアクセスするドライバの選択セレクタでは、別名ビューは使用できません。
ディメンション・ファイルを管理元帳アプリケーションにインポートするときに、別名表をヘッダーに定義する場合は、ディメンション内のすべてのメンバーの別名値を定義する必要があります。別名値は元のメンバー名と同じでもかまいませんが、ファイルの各メンバー行で各別名表の値を指定する必要があります。