管理元帳モデルは企業の一部または全体を表し、企業の勘定科目および一般会計に相当する費用および収益カテゴリを含んでいます。
管理元帳モデルを使用することで、企業内の費用および収益に影響を与えるプロセスや活動を正確にトレースできます。
管理元帳モデルは次の要素で構成されます:
ディメンションは、値を取得および保存するためのビジネス・データの編成に使用されるデータ・カテゴリです。
ドライバ - 費用または収益のソース値の計算および配賦方法を定義します。選択されているドライバは、ディメンション全体に適用することも、階層の一部、単一のメンバー、さらには単一の交差に適用することもできます。
財務費用および収益データは、データ・ファイルを介して直接Oracle Essbaseにインポートするか、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementを介して手動で入力します。
これらのディメンション・タイプの使用に関する情報は、管理元帳Profitabilityアプリケーションのディメンションを参照してください。
これらの要素を組み合せて、モデル内の配賦ポイントを整理して論理的なフローに編成します。注意深くモデルを作成することで、実際のプロセスおよび活動を網羅し、現実的に費用と収益を配賦することができます。
ビジネス、システムおよびPOVディメンションは、Profitabilityアプリケーション・コンソールで作成され、Profitability and Cost Managementリレーショナル・データベースにデプロイされます。ルール・セットおよびルールは、Profitability and Cost Managementで作成されます。
企業の現在の状況を反映したモデルを作成後、「POVのコピー」機能を使用して、ベース・モデルの別バージョンを作成できます。シナリオまたは仮定シナリオは、新しい機会および戦略の潜在的な収益性の予測や、代替案またはモデルの変更の評価を実行できる、リスクのない方法です。