Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理を使用すれば、サーバーやコンテンツの物理バックアップが不要になるわけではありません。ライフサイクル管理はほとんどのアプリケーション・アーティファクトをエクスポートできるため、アプリケーション・コンテンツのアーカイブに適しています。次のような場合にライフサイクル管理を使用できます:
ビジネス・ユーザーがアプリケーション・コンテンツを編集する際の、アーティファクトの一時バックアップの作成。たとえば、Oracle EssbaseまたはOracle Hyperion Planningのディメンションに対して変更を行う場合、何か問題が発生したらその変更を元に戻せるようにするため、編集を行う前にこのディメンションのライフサイクル管理によるエクスポートを実行できます。このエクスポートされたディメンションは一時バックアップとして機能します。この後で製品のディメンションを編集できます。
インポートを実行する前のアーティファクトのアーカイブ。テスト・システムから本番システムにコンテンツを移行する場合、本番アーティファクトをエクスポートして任意のバージョン・コントロール・システムにチェックインすることで、本番アーティファクトをアーカイブする場合があります。
注:
ライフサイクル管理は、論理的なバックアップとリカバリのソリューションとしてのみ使用できます。データのバックアップとリカバリのソリューションとしては推奨されません。多くの製品では、独自のバックアップとリカバリのソリューションが提供されています。これらのソリューションについては、『Oracle Enterprise Performance Management Systemバックアップおよびリカバリ・ガイド』に記載されています。