Oracle Hyperion Financial Managementアーティファクトは、Oracle Hyperion Shared Services Consoleの「Financial Management」アプリケーション・グループにリストされます。
注:
Shared Services Consoleに表示されるアーティファクトは、実装ごとに異なります。
アーティファクト・リストについて
アーティファクト・リストについて次のことに注意してください:
アーティファクト—アーティファクト名
説明—アーティファクトの説明
最終変更時間 - このパラメータがサポートされている場合は、アーティファクトがインポートされた時間を反映します。アーティファクトの中には、最終変更時間のパラメータをサポートしないものがあります。
最終変更ユーザー - このパラメータがサポートされている場合は、アーティファクトを最後に変更したユーザーを反映します。アーティファクトの中には、最終変更ユーザーのパラメータをサポートしないものがあります。
ファイル・システムで編集可能 - 「はい」の場合、アーティファクトはテキスト・エディタを使用してファイル・システム上で編集できます。「いいえ」の場合、アーティファクトは製品内でのみ編集できます。
依存 - アーティファクトの依存関係を一覧表示します。たとえば、Financial Managementイベントのアーティファクトを移行する場合は、Financial Managementカレンダのアーティファクトも移行する必要があります。
アプリケーションのベース・レベル・データ・アーティファクト
表G-1 ベース・レベル・データ・アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
データ | 所有者情報や為替レートなどを含むベース・レベル・データ。 | いいえ | いいえ | はい | セキュリティ・クラス、ディメンション |
注:
分散EPMインストールのFinancial Managementのデータ・アーティファクトをエクスポートまたはインポートするには、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理に共有ファイル・システム・パスが必要です。この共有/ディスク・フォルダへのアクセス権を持つドメイン・アカウントを使用して、サービスを起動する必要があります。このドメイン・アカウントでhfmLcmServiceAppPool(IIS)
を構成します。
アプリケーションのスナップショット・アーティファクト
表G-2 アプリケーションのスナップショット・アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
アプリケーションのスナップショット | アプリケーションの完全なバックアップ(後から復元可能) | いいえ | いいえ | はい | なし |
注:
アプリケーションのスナップショットを移行するには、すべてのユーザーがアプリケーションからログアウトする必要があります。アプリケーションに対してアクティブなタスクが存在しない場合、システムはすべてのユーザーをログアウトしてアプリケーションを停止します。アプリケーションのスナップショットは、その他のアーティファクトの処理後、移行の最後にエクスポートされます。インポートの際、アプリケーションのスナップショットを他のアーティファクトとともに選択することはできませんが、アプリケーションがターゲットにまだ存在しない場合は、アプリケーション・シェルを作成するためのアプリケーション定義アーティファクトを含める必要があります。
構成アーティファクト
表G-3 構成アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
アプリケーション定義 | アプリケーション・シェルの作成に使用します | いいえ | いいえ | はい | なし |
アプリケーション・モジュール構成 | システム管理者は、アプリケーションのすべてのユーザーに対してFinancial Managementモジュールを使用不可にできます | はい | はい | はい | なし |
ドキュメント・アーティファクト
表G-4 ドキュメント・アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
カスタム・ドキュメント | Microsoft WordやExcelドキュメントなどの、ユーザー定義ドキュメント | はい | いいえ | いいえ | セキュリティ・クラス |
データ・エクスプローラ・レポート | データ・グリッドに含まれている情報を示します | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
フォルダ | 他のファイルを含んで階層を形成するファイル | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス |
リンク | リポジトリ・オブジェクトへの参照です。リンクはフォルダ、ファイル、ショートカット、および他のリンクなどの参照に使用できます。 | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス |
関連コンテンツ | レポートなどの別のOracle製品のコンテンツへのリンク | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス |
タスク・リスト | 特定のユーザーについて、タスクの詳細ステータスを示すリスト | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス |
ディメンション・アーティファクト
表G-5 ディメンション・アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
勘定科目 | 高機能の会計を可能にするディメンション・タイプ。勘定科目として定義可能なディメンションは1つのみです。 | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
Appsettings | メタデータ属性 | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
ConsolMethod | メタデータ属性 | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
通貨 | メタデータ属性 | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
カスタム(1–4) | ユーザーが作成および定義するディメンションです。チャネル、製品、部署、プロジェクト、または地域がカスタム・ディメンションになることがあります。 | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
エンティティ | 組織単位を表すディメンションです。例: 部門、子会社、工場、地域、製品など、組織での財務報告単位。 | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
ICP | 勘定科目に存在するすべての内部取引残高を表すディメンションです。このディメンションは、勘定科目ディメンションと任意のカスタム・ディメンションを組み合せて使用する予約ディメンションです。 | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
期間 | 四半期や月などの期間を示すディメンション | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
シナリオ | データを分類するためのディメンション(Actuals、Budget、Forecast1、Forecast2など) | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
値 | アプリケーションに保管されている様々なタイプの値を表し、入力通貨、親通貨、調整、および連結の詳細(比例、消去、およびコントリビューションの詳細など)を含められるディメンション | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
ビュー | 期別、年次累計および四半期累計の期間単位など、カレンダに関する機能の様々なモードを示すディメンション | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
年 | データの会計年度や暦年を示すディメンション | はい | いいえ | はい—XML | セキュリティ・クラス |
フォーム・アーティファクト
表G-6 フォーム・アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
Webフォーム | ユーザーがデータベースにデータを入力できるようにする、Web上のグリッド表示 | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
Webグリッド | データを入力および表示するためのオブジェクト | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
内部取引アーティファクト
表G-7 内部取引アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
ICT照合テンプレート | 内部取引照合プロセスの一連の事前定義コンポーネント | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
ICT理由コード | 内部取引のステータスの説明 | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | なし |
内部取引システム・レポート | 内部取引照合プロセスの情報 | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
ICTシステム・レポート | 内部取引の情報 | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
勘定科目別に内部取引照合 | 選択した勘定科目別の内部取引照合レポート | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
取引ID別に内部取引照合 | 取引ID別の内部取引照合レポート | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
仕訳アーティファクト
表G-8 仕訳アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
仕訳グループ | ユーザー定義の要素の1つです | いいえ | いいえ | はい—テキスト、XML | なし |
仕訳システム・レポート | 仕訳の情報を表示します | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト |
仕訳テンプレート | 各期間に共通する調整情報を転記するために使用する仕訳の機能です。たとえば、共通する勘定科目ID、エンティティID、または金額を含む標準テンプレートを作成すると、これを多数の通常仕訳の基準として使用できます。 | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス、ディメンション、メンバー・リスト、仕訳グループ |
メンバー・リストのアーティファクト
表G-9 メンバー・リストのアーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
メンバー・リスト | ディメンションのメンバー、関数、他のメンバー・リストを示す名前付きのグループです。システムまたはユーザーにより定義されます | はい | いいえ | はい—XML |
ディメンション |
フェーズ送信アーティファクト
注:
フェーズ送信アーティファクトを移行するには、ソースと宛先の両方でフェーズ送信を使用可能にしておく必要があります。
表G-10 フェーズ送信アーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
フェーズ送信 |
プロセス管理単位のステージ | はい | いいえ | はい—XML | なし |
ルールのアーティファクト
表G-11 ルールのアーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
ルール | アプリケーション内のデータの計算を自動化します | はい | いいえ | はい—XML | ディメンション |
セキュリティのアーティファクト
表G-12 セキュリティのアーティファクト
アーティファクト | 説明 | 最終変更時間 | 最終変更ユーザー | ファイル・システムで編集可能? | 依存関係 |
---|---|---|---|---|---|
セキュリティ・クラス | ユーザーのアクセス権を指定するディメンション・メンバーの属性 | はい | いいえ | はい—テキスト、XML | なし |
セキュリティ・クラスのアクセス権 | セキュリティ・クラスのユーザーに割り当てられた権限 | いいえ | いいえ | はい—テキスト、XML | セキュリティ・クラス |