Profitability and Cost Managementのアーティファクト・リスト

Oracle Hyperion Shared Services Consoleに表示されるアーティファクトは、実装ごとに異なります。

アーティファクト・リストについて

アーティファクト・リストについて次のことに注意してください:

  • アーティファクト—アーティファクト名

  • 説明—アーティファクトの説明

  • 最終変更時間 - このパラメータがサポートされている場合は、アーティファクトがインポートされた時間を反映します。アーティファクトの中には、最終変更時間のパラメータをサポートしないものがあります。

  • 最終変更ユーザー - このパラメータがサポートされている場合は、アーティファクトを最後に変更したユーザーを反映します。アーティファクトの中には、最終変更ユーザーのパラメータをサポートしないものがあります。

  • ファイル・システムで編集可能 - 「はい」の場合、アーティファクトはテキスト・エディタを使用してファイル・システム上で編集できます。「いいえ」の場合、アーティファクトは製品内でのみ編集できます。NAの場合、アーティファクトは編集できません。

  • 依存 - アーティファクトの依存関係を一覧表示します。たとえば、Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementの割当てルール・アーティファクトを移行する場合は、Profitability and Cost Managementのステージ定義アーティファクトも移行する必要があります。

標準Profitability and Cost Managementモデル・アーティファクト

表I-1 標準Profitability and Cost Managementモデル・アーティファクト

アーティファクト 説明 最終変更時間 最終変更ユーザー ファイル・システムで編集可能? 依存関係
AssignmentRules 単一の宛先ステージのメンバー・セットおよびオプションのフィルタ・セットの集合。これらは、同じパラメータを使用する複数の割当てに対して作成および再利用できます。 はい いいえ N/A Stages
Drivers Profitability and Cost Managementモデル内で、割当ての値を計算します。ドライバ定義は、ソース交差値を宛先交差に割り当てる式を提供します。 はい いいえ N/A なし
Model 選択したPOVに基づく特定の標準Profitabilityモデルのモデル要素。次のモデル・コンポーネントがあります。

AssignmentRuleSelections ソースから宛先へのデータ・フローを定義します。宛先は、ソース交差を1つ以上の宛先割当てルールにマッピングすることで定義します。

DriverExceptions ドライバの作成後、ドライバに適用されます。ドライバは、適用先の単一交差に関連付ける必要があります。

DriverRules ドライバの作成後、ドライバに適用されます。ドライバは、適用先のドライバ・ディメンション・メンバーに関連付ける必要があります。

RegularAssignments ソースから宛先へのデータ・フローを定義します。宛先は、ソース交差を単一の宛先交差にマッピングすることで定義します。

N/A いいえ N/A POV、Stages
POV 年、期間、ステータスなど、選択したスナップショット用のモデルのバージョン。 はい いいえ N/A なし
Preferences モデル全体に適用される設定。プリファレンスには、ステージ内の割当てを許可するか、またはマルチディメンショナル・ステージを持つことができるかどうかなどが含まれます。選択したモデルのOracle Essbase接続情報は、アプリケーション・プリファレンスで指定します。 はい いいえ N/A なし
SmartViewQueries Essbaseキューブ(ASOおよびBSO)にデータを問い合せます はい はい いいえ なし
Stages Profitability and Cost Managementモデルでの、モデル内のプロセスまたはアクティビティ。 はい いいえ N/A なし

詳細Profitability and Cost Managementモデル・アーティファクト

表I-2 詳細Profitability and Cost Managementモデル・アーティファクト

アーティファクト 説明 最終変更時間 最終変更ユーザー ファイル・システムで編集可能? 依存関係
AssignmentRules 宛先ステージまたはソース・ステージ内のセットを識別するオプションのフィルタ・セットおよびメンバー・セットの集合。 はい いいえ N/A Stages、TableRegistration
CalculationConfig バルク編集拡張、ドライバ操作タイプなど、使用可能な計算処理。

ノート: CalculationConfigアーティファクトのインポートまたはエクスポートはお薦めしません。管理者にこのタイプのアーティファクトが必要かどうかを確認してください。

はい いいえ N/A Processes
Drivers 詳細Profitabilityモデルで使用可能なドライバ。ドライバは割当ての値を計算し、ソース交差値を宛先交差に割り当てる式を提供します。 はい いいえ N/A Preferences、CalculationConfig
Model 選択したPOVに基づく特定の詳細Profitabilityモデルのモデル要素。次のモデル・コンポーネントがあります。

CalculationRules 割当てや計算フローの定義に使用する最上位レベルのモデル定義アーティファクトです。CalculationRulesのタイプは、計算済メジャー、単一ソース割当て、複数ソース割当てです。

AssignmentRuleSelections ソースから宛先へのデータ・フローを定義します。宛先は、ソース交差を1つ以上の宛先割当てルールにマッピングすることで定義します。

DriverExceptions ドライバの作成後、ドライバに適用されます。ドライバは、適用先の単一交差に関連付ける必要があります。

DriverRules ドライバの作成後、ドライバに適用されます。ドライバは、適用先のドライバ・ディメンション・メンバーに関連付ける必要があります。

N/A いいえ N/A Stages、AssignmentRules、Drivers、POV
POV 年、期間、ステータスなど、選択したスナップショット用の、モデルの特定のバージョン。 はい いいえ N/A なし
Preferences モデル全体に適用される設定。

ノート: アプリケーションをインポートする前に、model.data.schemaプリファレンスをターゲット・システムでの正しい値に設定することをお薦めします。ターゲット・システムにこのプリファレンスの値が設定されていると、インポート時に上書きされません。

はい いいえ N/A なし
Processes 計算のタイプごとに定義されているプロセスの定義。

ノート: Processesアーティファクトのインポートまたはエクスポートはお薦めしません。管理者にこのタイプのアーティファクトが必要かどうかを確認してください。

はい いいえ N/A Tasks
Scripts 計算の前後に実行されるHPM_SQL_SCRIPT表のHPM製品スキーマに保存されているカスタムのSQLスクリプト。 N/A いいえ N/A なし
SQLTemplates 各計算タイプ内でタスクを実行するように発行されたSQLの定義。

ノート: SQLTemplatesアーティファクトのインポートまたはエクスポートはお薦めしません。管理者にこのタイプのアーティファクトが必要かどうかを確認します。

はい いいえ N/A なし
Stages 詳細Profitabilityモデルでは、ソース・ステージと宛先ステージがあります。 はい いいえ N/A Preferences、TableRegistration
TableRegistration ユーザー定義表の詳細Profitabilityアプリケーションへの登録およびマッピング。アプリケーションのソースおよび宛先表の定義、関連する参照表の表結合。 N/A いいえ N/A Preferences
Tasks 計算のタイプごとに実行されるタスクの定義。

ノート: Tasksアーティファクトのインポートまたはエクスポートはお薦めしません。管理者にこのタイプのアーティファクトが必要かどうかを確認します。

はい いいえ N/A SQLTemplates

計算制御アーティファクト

詳細Profitability and Cost Managementアプリケーションでは、"計算プロセス"と呼ばれる高度な新しい構成を使用して、モデルの計算方法を定義したり、リレーショナル・データベース内で実行する特定の他の処理操作を定義します。これらの計算制御アーティファクトは、ドライバ操作タイプおよびその他のプロセス・タイプに関連しています。Oracle Hyperion Profitability and Cost Management管理者ガイドの拡張計算オプションを参照してください。

次のOracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理の計算制御アーティファクトは、計算プロセス定義および管理に関連しています:

  • CalculationConfig

  • Processes

  • SQLTemplates

  • Tasks

これらのアーティファクトの変更は、高度でドキュメントに記載されていないアクティビティであり、Oracleサポートの指示がある場合のみ実行できます。そのため、Oracleサポートによる指示があった時にのみ、計算制御アーティファクトをエクスポートまたはインポートすることが適切です。Oracleサポートからそれ以外の指示がないかぎり、Shared Services Consoleを使用してアプリケーション・アーティファクトをエクスポートまたはインポートする場合には、これらの計算プロセス・アーティファクトは無視してください。

異なるデータベース・プラットフォーム(OracleまたはSQL Serverなど)または異なるバージョンの製品を使用している可能性がある環境でアプリケーションを移行する場合、これらのアーティファクトをエクスポートおよびインポートの対象から除外することが特に重要です。エクスポートする前にこれらのアーティファクトを選択解除してエクスポート・ファイルから除外します。これらのアーティファクトのいずれかを含む以前のエクスポートからアプリケーション・アーティファクトをインポートする場合は、事前に必ず選択解除してください。