実行時プロンプトへの入力

起動時に、ビジネス・ルールが変数情報を入力するように指示することができます。いわゆる「実行時プロンプト」です。ビジネス・ルールのデザイナが実行時プロンプトを設定します。特定の設定および条件がどのように実行時プロンプトの表示と値に影響するのかを確認するには、Oracle Hyperion Planning管理者ガイドの実行時プロンプトの理解を参照してください。

注意:

  • ビジネス・ルールに実行時プロンプトがあり、「フォームのメンバーを使用」が選択されている場合、実行時プロンプト・ウィンドウのデフォルト・メンバーと、開いているフォームのページ軸またはPOV軸の現在のメンバーが一致します。

  • 「メンバー選択」ページのメンバーおよび代替変数は、アクセス権限および実行時プロンプトの制限によってフィルタされます(Q1の子孫のみなど)。実行時プロンプトで共有メンバーを選択することはできません。

  • フォームを保存する際に実行時プロンプトがある複数のビジネス・ルールを起動する場合、「次へ」ボタンを使用して連続的に各値を入力します。

実行時プロンプトを入力するには:

  1. 実行プロンプトがあるビジネス・ルールを起動します。

    ビジネス・ルールの起動についてを参照してください。

  2. この表に記載された実行時プロンプトにより指定された入力タイプを指定します:
    アイコン 予想される入力タイプ

    「単一メンバーの選択」アイコン

    1つのメンバー選択

    複数メンバーの選択アイコン

    複数メンバー選択

    「数値」アイコン

    数値

    「数値」アイコン

    スマート・リストの値 - リストからアイテムを選択します

    「テキスト値」アイコン

    テキスト値 - 高度な計算スクリプトのみで使用します(グラフィック表示のスクリプトでは使用しません)。

    「ディメンション」アイコン

    データベースからのディメンション - 高度な計算スクリプトのみで使用します(グラフィック表示のスクリプトでは使用しません)。

    ディメンション間の実行時プロンプト・アイコン

    ディメンション間 - デザイナが実行時プロンプトに対して設定した各ディメンションから1つのメンバーのみを含むメンバーの組合せ(たとえば、「売り上げ->実績->1月」は売り上げ、実績および1月のメンバー交差を参照しています)。

    メンバー範囲の実行時プロンプト・タイプ・アイコン

    メンバー範囲 - デザイナが実行時プロンプトに対して設定した各ディメンションから選択可能なメンバーの範囲(IDescendants("Marketing"),FY11など)。
  3. 実行時プロンプト値が無効な場合、それらを補正します。

    記号は実行時プロンプトの値が有効かどうか示します。

    「有効なメンバー」アイコン- 実行時プロンプトの値は有効です。

    「無効なメンバー」アイコン- 実行時プロンプト値は無効です(エントリがディメンション階層内に存在しないなど)。すべての実行時プロンプト値が有効になるまで、ビジネス・ルールを起動できません。

    注意: 管理者が動的な子のためのメンバーの親を有効にした場合(Oracle Hyperion Planning管理者ガイドの動的メンバーについてを参照)、実行時プロンプトにメンバー名を入力して今すぐメンバーを作成できます。

  4. オプション: 実行時プロンプト値を含むファイルを作成するには、「実行時プロンプト値ファイルの作成」を選択します。

    ファイルはEPM_ORACLE_INSTANCE/planning/Planning1/RTP/user_nameフォルダにrule_name.XMLとして保存されます。CalcMgrCmdLineLauncher.cmdユーティリティを使用して、ビジネス・ルールを起動する場合、管理者はこの作成したファイルを指定します(Oracle Hyperion Planning管理者ガイドを参照してください)。

  5. 「起動」をクリックします。

    計算が正常に処理されると、データベースの値に計算結果が反映されます。ジョブ・ステータスの確認も参照してください。

Oracle Essbaseの代替変数を実行時プロンプト値として使用し、その代替変数値が変数制限外にある場合、制限は無視され、ルールは正常に起動します。