補足データの合計をFinancial Managementの勘定科目残高に照らして検証できます。これは、様々な一般会計システムからFinancial Management連結システムに勘定科目残高をロードし、Supplemental Data Managerを使用してその勘定科目残高の一部または合計を収集する場合に便利です。収集後、策定者がデータ・フォームを送信するには、補足データの合計がFinancial Managementの勘定科目残高と一致する必要があります。
POV設定は、フォーム・テンプレートの定義中に行われます。シナリオ、年、期間およびエンティティは、完全修飾されたPOVに動的に追加され、勘定科目残高は実行時(フォームのオープン中など)にフェッチされます。データの検証の利点として、リアルタイムで行われることがあげられます。
注:
Financial Close Managementリリース11.1.2.4.103現在、この機能は使用可能です。新機能およびリリース11.1.2.4.103へのアップグレードの詳細は、My Oracle Support https://support.oracle.comを参照してください。最初のステップは、管理者が「フォーム・テンプレート」定義から連結システムに対する補足データの検証を設定することです。そうすると、フォームの策定者にフォームの「検証」行が表示され、属性およびFinancial Managementの勘定科目残高が一致するまでフォームが送信されなくなります。
検証の設定
検証を設定するには(管理者が実行):
「合計検証POV」という新しい列が表示されます。
注:
「表示のみ」の選択が解除されていることを確認します。フォームの操作
検証を設定してフォームをデプロイしたので、Financial Managementからの残高が新しい「検証」行に、POVとともに表示されます。
データ(事務用品費$570など)を追加してフォームを送信しようとすると、システム・チェックが実行され、属性の合計がFinancial Managementの合計と一致する場合のみ送信が許可されます。たとえば、事務用品のデータを追加するとします。
交通費$100を追加すると、今度は属性値がFinancial Managementの勘定科目残高と一致するため、フォームが送信されます。