Exadata Cloud at Customerのクラウド・ツールの更新
Exadata Cloud at Customerコンピュート・ノードに含まれるクラウド固有のツールを更新するには、更新されたツールを含むソフトウェア・パッケージをダウンロードして適用します。
ノート:
Exadata Cloud at Customer環境全体で同じバージョンのクラウド・ツールを維持することを強くお薦めします。インストールされているクラウド・ツールのリリースを確認し、更新を確認するには:
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opc
ユーザーとして、コンピュート・ノードに接続します。Secure Shell (SSH)経由でのコンピュート・ノードへの接続を参照してください。
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rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。
$ sudo -s #
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次のコマンドを使用して、インストール済のクラウド・ツールに関する情報を表示し、使用可能な更新をリストします。
# dbaascli patch tools list
コマンド出力には、次の情報が表示されます:
- コンピュート・ノードにインストールされているクラウド・ツールのバージョン。
- 使用可能な更新のリスト。
- VMクラスタの他のコンピュート・ノードにインストールされているクラウド・ツール・バージョンの通知。
ノート:
コマンドが失敗するか、予期した出力が得られない場合は、
/var/opt/oracle/exapatch/exadbcpatch.cfg
にある構成ファイルのoss_container_url
パラメータ設定を確認します。予期されるURLには、Exadata Cloud at Customerインスタンスのリージョンおよびサブスクリプション識別子が次の形式で含まれます:
https://storage.<region_id>.ocm.<subscription_id>.oraclecloudatcustomer.com/v1/Storage-idcs-cloudinfra-<region_id>/dbaas_patch/shome
たとえば、パラメータ設定は次のようになります:
oss_container_url="https://storage.us1.ocm.1234567.oraclecloudatcustomer.com/v1/Storage-idcs-cloudinfra-us1/dbaas_patch/shome"
curl
コマンドを使用して、ストレージ・コンテナのアクセス可能性を検証することもできます。 この場合、後続のshome
ディレクトリを指定せずにoss_container_url
値を使用します。 次に例を示します。$ curl -v https://storage.us1.ocm.1234567.oraclecloudatcustomer.com/v1/Storage-idcs-cloudinfra-us1/dbaas_patch
クラウド固有のツールを更新するには:
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opc
ユーザーとして、コンピュート・ノードに接続します。Secure Shell (SSH)経由でのコンピュート・ノードへの接続を参照してください。
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rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。
$ sudo -s #
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クラウド・ツール更新をダウンロードして適用します:
- 使用可能な最新のクラウド・ツールに更新するには、次のコマンドを使用します:
# dbaascli patch tools apply --patchid LATEST
- 特定のクラウド・ツール・リリースに更新するには、次のコマンドを使用します:
前述のコマンドで、# dbaascli patch tools apply --patchid patch-id
patch-id
は、dbaascli patch tools list
コマンドの出力でレポートされるクラウド・ツールのパッチ識別子です。
- 使用可能な最新のクラウド・ツールに更新するには、次のコマンドを使用します: