セキュアなFTPユーザー・アカウントの設定
このトピックは、Oracle Cloud at Customerには適用されません。
トピック:
事前定義されたSFTPユーザー・アカウントについて
必要なSFTPユーザー・アカウントはOracle Cloudにより自動的に作成されます。 各アカウントは、Oracle Cloudによって自動的に生成された名、姓、電子メール・アドレスおよびユーザー名を持ちます。 この情報は変更できません。 一部のクラウド・サービスでは、いずれの操作にもサービスSFTPアカウントは使用されません。 たとえば、Oracle CRM Cloud Serviceでは、HTTPを介して動作するネイティブ・ファイルのインポートおよびエクスポート・プロセスがあるため、サービスSFTPアカウントは使用されません。
SFTPユーザー・アカウントをアクティブ化するには、アイデンティティ・ドメイン管理者が「Infrastructure Classicコンソールまたはアプリケーション・コンソール」にサインインし、各SFTPユーザー・アカウントのパスワードを構成する必要があります。
次の表では、各SFTPユーザー・アカウントおよびそれを使用する場合について説明します。
SFTPアカウント | アカウントが作成される場合 | 使用する場合 |
---|---|---|
アイデンティティ・ドメインSFTP |
新規アイデンティティ・ドメインが確立されるたびに、Oracle Cloudによってそのドメインに対するSFTPアカウントが1つ作成されます。 |
アイデンティティ・ドメインSFTPユーザー・アカウントは、Oracle Cloudサービスの有料サブスクリプションを終了すると自動的にアーカイブされるデータを取得する場合にのみ使用します。 |
サービスSFTP |
アイデンティティ・ドメインでサービスの各インスタンスがアクティブ化されるたびに、Oracle Cloudによってそのサービスに対するSFTPアカウントが作成されます。 |
サービスSFTPアカウントは、選択したOracle Cloudサービスのデータ転送操作を実行する場合に使用します。 たとえば、Oracle Database Cloud ServiceのデータをインポートおよびエクスポートするときにサービスSFTPアカウントを使用します。 サービスSFTPアカウントの使用の詳細は、サービスに固有のドキュメントを参照してください。 |
HCM SFTP |
アイデンティティ・ドメイン内のOracle HCM Cloud ServiceまたはOracle ERP Cloud Serviceのインスタンスごとに、Oracle CloudによってHCM SFTPアカウントが作成されます。 |
HCM SFTPアカウントを使用して、統合トランザクションを管理します。 |
SFTPユーザー・アカウントの詳細の表示
My Accountアプリケーションと「Infrastructure Classicコンソールまたはアプリケーション・コンソール」の両方で、サービスの詳細ページに、SFTPユーザー・アカウントに関する情報が表示されます。
詳細には、SFTPのホスト・アドレス、ポート番号およびユーザー名が含まれます。
SFTPユーザー・アカウントのパスワードの構成
Oracle Cloudでは、アイデンティティ・ドメインごとに1つのIdentity Domain SFTPユーザー・アカウント、およびドメイン内でアクティブ化されているサービス・インスタンスごとに1つのService SFTPユーザー・アカウントが自動的に作成されます。
SFTPユーザー・アカウントをアクティブ化するには、アイデンティティ・ドメイン管理者が、新規アイデンティティ・ドメインが確立されるか新規サービス・インスタンスがアクティブ化されるたびにパスワードを構成する必要があります。
アイデンティティ・ドメイン管理者のみが、指定されたアイデンティティ・ドメイン内のSFTPユーザー・アカウントについてのみパスワードを構成できます。
ノート:
SFTPユーザー・アカウントのパスワードを構成すると、パスワードは設定されます。 一時的なものではありません。 次回のサインイン時にSFTPユーザーがパスワードを変更するよう求められることはありません。
SFTPユーザー・アカウントのパスワードを構成するには: