12 SSHを使用したOracle Linuxインスタンスへのアクセス
オラクル社提供のOracle Linuxイメージを使用してインスタンスを作成した場合は、SSHを使用してopc
ユーザーとしてインスタンスにログインできます。
カスタム・マシン・イメージを使用してインスタンスを作成した場合は、SSH公開キーをデフォルト・ユーザーの適切なファイルにコピーするスクリプトを必ず追加しておきます。 このスクリプトは、インスタンスの起動時に自動的に実行する必要があります。 これにより、SSH公開キーがインスタンスに格納されているメタデータから取得され、1人以上のデフォルト・ユーザーについてパス(/home/user/.ssh/authorized_keys
)にそのキーがコピーされる必要があります。 SSH公開キーの取得の詳細は、「インスタンス・メタデータの取得」を参照してください。
UNIXおよびUNIX系システムからのインスタンスへのアクセス
オラクル社提供のOracle Linuxインスタンスには、デフォルト・ユーザーのopc
としてログインできます。 opc
ユーザーにはsudo
権限があります。
前提条件
-
作成中にインスタンスに関連付けた公開キーに対応するSSH秘密キーが、インスタンスに対する
ssh
対象のホストで使用可能であることを確認してください。 -
インスタンスにパブリックIPアドレスがあることを確認します。 「パブリックIPアドレスの管理」を参照してください。 インスタンスのパブリックIPアドレスを確認するには、「Instances」ページで情報を表示します。 「インスタンスのリスト表示」を参照してください。
-
インスタンスへのSSHアクセスを有効にするセキュリティ・ルールが存在することを確認します。 「IPネットワークのセキュリティ・ルールの作成」を参照してください。
インスタンスがIPネットワーク上にある場合は、「IPネットワークを使用したインスタンスへのSSHアクセスを有効にするためのワークフロー」を参照してください。
インスタンスが共有ネットワーク上にある場合は、
「Compute ClassicインスタンスへのSSHアクセスを許可」を参照してください。
プロシージャ
次のコマンドを使用することで、ユーザーはSSHを使用してデフォルト・ユーザーopc
としてインスタンスにログインできます。
ssh opc@ip_address -i private_key
このコマンドで、ip_addressはインスタンスのパブリックIPアドレスで、private_keyはアクセスするインスタンスに関連付けられた公開キーに対応する秘密キーを含むファイルのフル・パスおよび名前です。
注意:
Compute ClassicインスタンスへのVPNトンネルを有効にしている場合は、インスタンスのプライベートIPアドレスを使用してインスタンスに接続できます。 VPNトンネルを設定するには、「VPNを使用したマルチテナント・サイトのインスタンスへの接続」、「VPNaaSを使用したVPNの設定」、または「Oracle Cloud Infrastructure Dedicated Compute Classicに接続するVPNを使用するインスタンス」を参照してください。 (Oracle Cloud at Customerでは使用できません)
エラーが発生した場合、「SSHを使用してインスタンスに接続できない」を参照してください。
デフォルト・ユーザーのopc
としてログインしているとき、管理タスクを実行するにはsudo
コマンドを使用します。
Windowsからのインスタンスへのアクセス
オラクル社提供のOracle Linuxインスタンスには、デフォルト・ユーザーのopc
としてログインできます。 opc
ユーザーにはsudo
権限があります。 Windowsホストを使用している場合、PuTTYやその他の類似クライアントを使用してSSHを使用してインスタンスに接続できます。
前提条件
-
ここでの手順では、PuTTYを使用してインスタンスに接続することを前提とします。 WindowsホストにPuTTYをインストールしておきます。 PuTTYをダウンロードするには、http://www.putty.org/に移動します。
-
作成中にインスタンスに関連付けた公開キーに対応するSSH秘密キーが、インスタンスへの
ssh
接続の元となるWindowsホストで使用可能であることを確認してください。 -
インスタンスにパブリックIPアドレスがあることを確認します。 「パブリックIPアドレスの管理」を参照してください。 インスタンスのパブリックIPアドレスを確認するには、「Instances」ページで情報を表示します。 「インスタンスのリスト表示」を参照してください。
-
インスタンスへのSSHアクセスを有効にするセキュリティ・ルールが存在することを確認します。 「セキュリティ・ルールの作成」を参照してください。
「Compute ClassicインスタンスへのSSHアクセスを許可」を参照してください。
プロシージャ
エラーが発生した場合、「SSHを使用してインスタンスに接続できない」を参照してください。
デフォルト・ユーザーのopc
としてログインしているとき、管理タスクを実行するにはsudo
コマンドを使用します。
Oracle Linuxインスタンスへのユーザーの追加
オラクル社提供のOracle Linuxイメージを使用してインスタンスを作成した場合は、SSHを使用してopc
ユーザーとしてリモート・ホストからオラクル社提供のOracle Linuxインスタンスにアクセスできます。 ログイン後、インスタンスにユーザーを追加できます。
注意:
非永続ブート・ディスクから起動するように設定されたインスタンスを削除して再作成すると、手動で追加されたユーザー(つまり、マシン・イメージで定義されていないユーザー)を再度追加する必要があります。
ssh new_user@ip_address -i private_key
このコマンドで、ip_addressはインスタンスのパブリックIPアドレスで、private_keyは、この手順の前半でauthorized_keys
ファイルに追加した公開キーに対応する、秘密キーを含むファイルのフル・パスおよび名前です。
注意:
Compute ClassicインスタンスへのVPNトンネルを有効にしている場合は、インスタンスのプライベートIPアドレスを使用してインスタンスに接続できます。 VPNトンネルを設定するには、「VPNを使用したマルチテナント・サイトのインスタンスへの接続」、「VPNaaSを使用したVPNの設定」、または「Oracle Cloud Infrastructure Dedicated Compute Classicに接続するVPNを使用するインスタンス」を参照してください。 (Oracle Cloud at Customerでは使用できません)
エラーが発生した場合、「SSHを使用してインスタンスに接続できない」を参照してください。
sudo
コマンドを使用して、管理タスクを実行します。