アウトライン階層
データベースの開発は、次の目的を達成するデータベースの概要を作成することから始まります:
-
データベース内のメンバー間の構造的関係を定義します。
-
データベース内のデータを編成します。
-
アイテム間の集計および数学的関係を定義します。
メンバーの概念は、データ階層を表現するために使用されます。 各ディメンションは1つ以上のメンバーで構成されます。 これにより、メンバーは他のメンバーで構成される場合があります。 ディメンションを作成するときは、個々のメンバーの値を統合する方法を定義します。 データベース・アウトラインのツリー構造内の統合は、ツリーの分岐にあるメンバーのグループです。
たとえば、多くのビジネスでは、月ごとにデータを集計し、四半期ごとの数値を取得するために月次データをロールアップし、年単位の数値を取得するために四半期別データをロールアップします。 ビジネスでは、郵便番号、都市、都道府県および国別にデータをまとめることもできます。 任意のディメンションを使用して、レポート目的でデータを統合できます。
たとえば、Sample.Basicデータベースでは、Yearディメンションは5人のメンバーで構成されています: Qtr1、Qtr2、Qtr3、およびQtr4を含み、それぞれは四半期ごとのデータを格納し、Yearは年の要約データを格納します。 Qtr1は4つのメンバーで構成されています: Jan、FebおよびMarは、それぞれ月のデータを格納し、Qtr1に加えて、四半期のサマリー・データを格納します。 同様に、Qtr2、Qtr3およびQtr4は、個々の月と、四半期の合計を格納するメンバーを表すメンバーで構成されています。
次の階層構造は、前の段落で説明したQtrのデータ統合と関係を表しています。
Year Time
Qtr1 (+)
Jan (+)
......Feb (+)
......Mar (+)
ディメンションによっては比較的少数のメンバーで構成されるものもあれば、数百、数千ものメンバーで構成されるものもあります。