A リンクと関係
ビジネス・オブジェクト関係は、現在のビジネス・オブジェクトとリンクが指すビジネス・オブジェクトとの間の関係を定義するURLとして、レスポンス内に表されます。
この付録の内容は次のとおりです。
リンクの説明オブジェクトの構造
links
は、値が常にURLリンクであり、リンク名がリンクのrel
に従って定義されるJSONオブジェクトです。 リソースの収集、アイテム、リソース自体に対して、links
オブジェクトが生成されます。
URLのすべての部分を判別するのに十分な情報がない場合は、リソース記述内のURLリンクは、テンプレートのプレースホルダー値({id}
)を使用して生成されます。 たとえば、次の子リンクは、特定のDepartment
リソースの値のプレースホルダーをURLに提供します:
"item" : { "links" : [ { "rel" : "child", "href" : "<base_url>/Department/{id}/child/Employee", "name" : "Employee", "kind" : "collection", "cardinality" : { "value" : "1 to *", "sourceAttributes" : "DepartmentId", "destinationAttributes" : "DepartmentId" }
rel属性値
rel
属性は、現在のリソースとリンクが指しているリソース間のリンク関係のタイプを定義します。 関係は、以下の表に示すいずれかの値で指定できます。
表A-1 RESTリソース記述におけるリンク関係
リンク関係 | 説明 |
---|---|
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リソースに対して常に生成。 |
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ネストされたリソースでは、常に生成します。 |
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リソースにネストされた子がある場合に生成されました。 |
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複数のリソース・バージョン識別子が存在する場合に、リソース・バージョン記述で生成されました。 |
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複数のリソース・バージョン識別子が存在する場合に、リソース・バージョン記述で生成されました。 |
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複数のリソース・バージョン識別子が存在する場合に、リソース・バージョン記述で生成されました。 |
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リソース・バージョン記述で生成されました。 |
カーディナリティ属性値
cardinality
属性は、ソース・リソースと宛先リソースのカーディナリティを定義するオプションの属性です。 この属性は、rel
属性値がchild
で、リソース・タイプがvnd.oracle.adf.description+json
の場合にのみ使用できます。 このカーディナリティ属性には次の属性があります。
-
value
: カーディナリティの値です。 例: "1 to *
" -
sourceAttributes
: 宛先リソースへのリンクに使用されるソース・リソースの属性。 -
destinationAttributes
: ソース・リソースへのリンクに使用される宛先リソースの属性。