トリガーを実装するワークフロー

前提条件となるタスクの実行

トリガー定義の作成を開始する前に、次の前提条件タスクを完了します。

ビルドする予定のアダプタの要件を理解します。
アダプタがサポートする必要がある統合タスクのタイプを理解します。

つまり、マッパーで統合開発者に公開する必要がある契約など、アダプタがサポートする必要があるアクションを理解します。
接続定義を使用して認証をモデル化およびテストします。
外部アプリケーションのAPIを理解し、テストできるようにします。

外部アプリケーションまたはサービスとのテスト開発アカウントが必要になる場合があります。

トリガーの設計

最初のステップとして、次のことを実行する必要があります:

トリガーの動作を決定します。
実行時実行をトリガーするイベントを決定します。

たとえば、外部アプリケーションは、webフックとしてオーダー作成イベントを送信できます。このイベントがアダプタのトリガーであるかどうかを判断します。

リクエスト・バケットを使用したイベントのテスト

必要なイベントを特定したら、mockable.io、request.bin、webhook.siteなどの様々なリクエスト・バケットを使用してテストします。これらのサイトでは、外部アプリケーションがテストのためにイベントを送信できるエンドポイントが公開されます。リクエスト・バケットには、イベント本文と、イベントの一部である様々なヘッダーが表示されます。

基本的なトリガーの作成

Rapid Adapter BuilderのVS Code拡張機能を使用して、テンプレートからスケルトン・トリガー・コードを作成し、テストしたイベントにマップするように変更します。

入力スキーマの作成は重要です。イベントのペイロード(リクエスト・バケットから取得可能)を使用して、JSONコンテンツをJSONスキーマに変換してwebフックを設計できます。

ノート:

統合におけるイベントの配信とその使用状況を迅速にテストするには、セキュリティ・ポリシーなしでイベントを送信します。

トリガーのテスト

実行時にOracle Integrationを使用してトリガーをテストします。トリガーを使用する統合フローを設計し、予期したとおりに機能しているかどうかを確認します。リクエスト・ビンのイベントをトリガーするのに使用したものと同じステップを使用して、イベントを開始し、統合が機能していることを確認します。

この基本的なトリガー実装には、次の制限があります:

外部アプリケーションの管理ユーザー・インタフェースでのサブスクリプションの手動登録。
メッセージ検証または認証がありません。
request-binテストで受信された、モデル化されたイベントに従った静的イベント・メッセージ構造。

トリガーの機能の強化

トリガーの基本実装では、特定のイベントのみがサポートされ、イベント・スキーマはrequest-binテストによって定義されます。また、トリガーを手動で登録および登録解除する必要があります。

ただし、実際のビジネス・シナリオでは、トリガーの機能を拡張する必要がある場合があります。たとえば、Oracle ERPで顧客オブジェクトを作成できる処理では、統合開発者がERP管理者によってモデル化されたカスタム属性を入力または選択する必要がある場合があります。これらのカスタム属性は、ERPシステム・インスタンスによって異なります。

このような複雑な機能を処理するには、次のトピックを参照してください: